#2 テレビリサーチャーのオススメ 映画3選「#サーチ2」
「フェイスブックとチャーチルの映画って見たことある?」
当時、企画会議でFacebookのマーク・ザッカーバーグの伝記映画「ソーシャル・ネットワーク」(2011)と、元イギリス首相ウィンストン・チャーチルの伝記映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(2018)を見ていないとついていけない話になり、うまく答えられないことがありました。苦い記憶です…。
そこから実話をもとにした映画を中心に年に150本は映画を見るように心がけています。
流行りのものも見るようにはしていますし、ドキュメンタリーのサブスクも契約して積極的に情報収集するように心がけています。
そんな中で数々の映画を観てきたリサーチャーがおすすめする3本を紹介します。
◆大田区・蒲田にゆかりがあるチェスの天才の人生ドラマ「完全なるチェックメイト」(2014年)
伝説のチェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーの半生を映画化した伝記ドラマ。チェスの盤上で繰り広げられたアメリカVSソ連の戦いを描いた本作はとても見ごたえがあります。
映画では描かれていない部分でもボビー・フィッシャーは不思議な魅力のある人物です。
まず、世界一になったボビー・フィッシャーは長年失踪し、行方不明になります。「ボビー・フィッシャーを探して」という映画が作られるなど謎の人物となっていきました。
そんな彼は実は日本の大田区・蒲田で生活していたといいます。
温泉も好きだったとか。
定かではありませんが、駅前に座って新聞を読んでいたりしたみたいです。
蒲田に行くといつもボビーフィッシャーのことを思い出します。
やけに熱い蒲田の温泉に入り、餃子を食べてビールを飲むとボビー・フィッシャーもこんな人生に癒しを求めていたんじゃないかと思えてくるのです。
実話をもとにした映画は、我々の実生活ともリンクしてくることがたくさんあります。
現実の世の中をより深く理解したり、心が動かされる構造を理解したり、特殊な状況で人はどんなことを考えるのかを学ぶためにも多種多様な映画を見ることは非常に有意義なことだと思っています。
◆リサーチという仕事をドラマチックに描いたような映画「search/#サーチ2」(2023年)
これは気になって見に行った新作の映画です。ほぼ全編がパソコンの画面上で展開し、様々なSNSやアプリを駆使して事件を解決していきます。
グーグルマップやストリートビューなどで情報を集め、SNSなどをチェック。監視カメラ情報も確認。こんな考え方で情報探すよな、と共感する部分がある一方で、このアプリ知らないとか、こんな考え方で使ったことがないみたいなものもあってとても楽しめます。
我々の仕事をエンターテイメントにしたらこんな感じなんだろうなと、非常に近しいものを感じる映画です。
また、ネットでいくら情報を収集できても、最後は口コミや協力してくれる人間との関係性をいかに築けるかという部分もとても共感できました。
この映画を見て面白いと思ったらテレビリサーチャーという仕事も面白がってやれるのかなと思います。
求人も募集しているので、見てみてください。
◆無謀なことに挑戦する姿は感動する。胸が熱くなる企業ものの鉄板フォーマット「AIR」(2023年)
エア・ジョーダン誕生に関わるナイキの逆転劇。
マイケル・ジョーダンからダサイと避けられていたナイキがマイケルの心をつかむプレゼンテーションまでの道のりが描かれる。
絶対に無理だと思われていたことに立ち向かう破天荒なビジネスマンたちの物語で、ストーリーの構造は皆が感動するような鉄板の構造。
マット・デイモンの『フォードvsフェラーリ』もとてもよかった。
お手本のような感動の実話になっている。
最後に・・・
今回は最近の映画を中心にまとめましたが、我々リサーチャーが見て感じることがある映画はたくさんあります。
またいろんな映画を紹介していきます。
これまでに紹介したオススメです。
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