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#2 テレビリサーチャーのオススメ 映画3選「#サーチ2」

「フェイスブックとチャーチルの映画って見たことある?」
当時、企画会議でFacebookのマーク・ザッカーバーグの伝記映画「ソーシャル・ネットワーク」(2011)と、元イギリス首相ウィンストン・チャーチルの伝記映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(2018)を見ていないとついていけない話になり、うまく答えられないことがありました。苦い記憶です…。
そこから実話をもとにした映画を中心に年に150本は映画を見るように心がけています。
流行りのものも見るようにはしていますし、ドキュメンタリーのサブスクも契約して積極的に情報収集するように心がけています。
そんな中で数々の映画を観てきたリサーチャーがおすすめする3本を紹介します。

◆大田区・蒲田にゆかりがあるチェスの天才の人生ドラマ「完全なるチェックメイト」(2014年)

トビー・マグワイア×『ラスト サムライ』の監督が贈る
歴史を動かしたチェス頂上決戦の真実
アメリカ合衆国とソビエト連邦が、世界を東西二つに分けていた冷戦時代。武力で直接戦わない代わりに、スポーツも音楽もアートさえも、どちらが世界を制するかという両国のプライドと未来をかけた戦いだった。1972年に開催された、チェスの世界選手権はその最たるものだった。世界チャンピオンのタイトルを24年間も守り続けてきたソ連の前に立ちはだかったのは、IQ187の天才にして稀代の変人といわれたアメリカの若きチェスプレイヤー、ボビー・フィッシャー。絶対王者、ソ連のボリス・スパスキーとの対局でフィッシャーが繰り出した、驚愕の一手とは―?

天才ボビー・フィッシャーを演じるのは、『スパイダーマン』シリーズのトビー・マグワイア。製作者として脚本開発からキャスティング、全てに関わった。王者の風格を漂わせながら、実はフィッシャーと同じく極度の重圧を抱えていたスパスキーには、『ウルヴァリン:X‐MENZERO』のリーヴ・シュレイバー。愛国心と野心からフィッシャーを、ソ連を倒す兵士に仕立て上げようとするが、結局は彼に完全に振り回される弁護士ポールには、『リンカーン』のマイケル・スタールバーグ。ポールとコンビを組むロンバーディ神父には、『フライトプラン』のピーター・サースガード。

監督は、『ラストサムライ』のエドワード・ズウィック。アクション映画の名手としての手腕で、チェスの試合を息もできないスリリングなシーンに仕上げた。
モーツァルトに例えられる〈異能の天才〉の半生を追いかけ、その秘密に迫りながら、歴史に残る〈神の一手〉が生まれる瞬間を描く驚嘆の物語が、ここに誕生!

映画公式HP https://gaga.ne.jp/checkmate/

伝説のチェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーの半生を映画化した伝記ドラマ。チェスの盤上で繰り広げられたアメリカVSソ連の戦いを描いた本作はとても見ごたえがあります。

映画では描かれていない部分でもボビー・フィッシャーは不思議な魅力のある人物です。
まず、世界一になったボビー・フィッシャーは長年失踪し、行方不明になります。「ボビー・フィッシャーを探して」という映画が作られるなど謎の人物となっていきました。

そんな彼は実は日本の大田区・蒲田で生活していたといいます。
温泉も好きだったとか。
定かではありませんが、駅前に座って新聞を読んでいたりしたみたいです。

蒲田に行くといつもボビーフィッシャーのことを思い出します。
やけに熱い蒲田の温泉に入り、餃子を食べてビールを飲むとボビー・フィッシャーもこんな人生に癒しを求めていたんじゃないかと思えてくるのです。

実話をもとにした映画は、我々の実生活ともリンクしてくることがたくさんあります。
現実の世の中をより深く理解したり、心が動かされる構造を理解したり、特殊な状況で人はどんなことを考えるのかを学ぶためにも多種多様な映画を見ることは非常に有意義なことだと思っています。

◆リサーチという仕事をドラマチックに描いたような映画「search/#サーチ2」(2023年)

ロサンゼルスから遠く離れた場所で行方不明になった母を探す<デジタルネイティブ世代>の高校生の娘ジューン。
検索サイト、代行サービス、SNS…使い慣れたサイトやアプリを駆使し、捜索を試みる。
スマホの位置情報、監視カメラ、銀行の出入金記録──
人々の行動・生活がデジタルで記録される時代、母は簡単にみつかるはずだった──
事故なのか事件なのか?不可解な出来事はSNSで拡散され、国境を越えて大きなトレンドになっていく──
BUZZに翻弄される中、真相に迫ろうともがくジューン──
そこは“秘密”と“嘘”にまみれた深い深い闇への入り口だった──。

109シネマズ https://109cinemas.net/movies/3490.html?t=shobu

これは気になって見に行った新作の映画です。ほぼ全編がパソコンの画面上で展開し、様々なSNSやアプリを駆使して事件を解決していきます。

グーグルマップやストリートビューなどで情報を集め、SNSなどをチェック。監視カメラ情報も確認。こんな考え方で情報探すよな、と共感する部分がある一方で、このアプリ知らないとか、こんな考え方で使ったことがないみたいなものもあってとても楽しめます。
我々の仕事をエンターテイメントにしたらこんな感じなんだろうなと、非常に近しいものを感じる映画です。

また、ネットでいくら情報を収集できても、最後は口コミや協力してくれる人間との関係性をいかに築けるかという部分もとても共感できました。

この映画を見て面白いと思ったらテレビリサーチャーという仕事も面白がってやれるのかなと思います。
求人も募集しているので、見てみてください。

◆無謀なことに挑戦する姿は感動する。胸が熱くなる企業ものの鉄板フォーマット「AIR」(2023年)

『インビクタス/負けざる者たち』『オデッセイ』『フォードvsフェラーリ』など数々の名作に出演し続けるマット・デイモンと、監督・主演を務めた『アルゴ』でアカデミー賞®作品賞を受賞した、ベン・アフレック。当時のナイキ社員ソニー・ヴァッカロをマット・デイモンが、CEOのフィル・ナイトをベン・アフレックが演じ、2人は製作も担当。ベンが「マットと僕は『AIR/エア』の公開にわくわくしている。この映画は人生最高の経験だった!」と語る本作は、2人が俳優・監督・製作の全方位でタッグを組んだまさに特別な1本。映画史に名を刻む2人が起こす、新たな感動の奇跡が幕を開ける。

1984年、人気がなく業績不振のナイキのバスケットボール・シューズ。ソニーは、CEOのフィルからバスケットボール部門の立て直しを命じられる。競合ブランドたちが圧倒的シェアを占める中で苦戦するソニーが目をつけたのは、後に世界的スターとなる選手マイケル・ジョーダン――当時はまだド新人でNBAの試合に出たこともなく、しかも他社ブランドのファンだった。そんな不利な状況にもかかわらず、ソニーは驚くべき情熱と独創性である秘策を持ちかける。負け犬だった男たちが、すべてを賭けて仕掛ける一発逆転の取引とは…!?

公式サイト https://warnerbros.co.jp/movie/air/

エア・ジョーダン誕生に関わるナイキの逆転劇。
マイケル・ジョーダンからダサイと避けられていたナイキがマイケルの心をつかむプレゼンテーションまでの道のりが描かれる。
絶対に無理だと思われていたことに立ち向かう破天荒なビジネスマンたちの物語で、ストーリーの構造は皆が感動するような鉄板の構造。

マット・デイモンの『フォードvsフェラーリ』もとてもよかった。
お手本のような感動の実話になっている。

最後に・・・

今回は最近の映画を中心にまとめましたが、我々リサーチャーが見て感じることがある映画はたくさんあります。
またいろんな映画を紹介していきます。

これまでに紹介したオススメです。

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