記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【マンガ感想】ゴムゴムのミギーとか【27/22年週刊少年ジャンプ】

エイリアンズ・エリアが連載開始です。
マッシュルが良かったです。侮れない。
ドロンドロロンが絶賛迷走中です;;

掲載順に感想。
星5個くらいを満点としてざっくり評価。
星の目安は以下。
星1:下手い。
星2:悪くはない。このレベルなら満足。
星3:良い。このレベルなら嬉しい。
星4:非常に上手い。
星5:神。

エイリアンズ・エリア(1話)-★★★

表紙&巻頭カラー。表紙巻頭ともに二人の青年(?)、主役っぽい。
カラーは表紙が濃くて巻頭は薄い。もしかしたら同じ塗りだけど印刷で変わっているのかも?

那波歩才「エイリアンズ・エリア」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)左から2, 4, 5頁。

二つともキャラや情報量が被っているのが気になる。おそらく序盤で最もビューを稼げるページなのでもったいない印象。嘘(飛ばし)でも良いからワクワク要素を出した方が良かったのでは。

宇宙人とそれを取り締まる警察が居る世界観。しかし、地球人には星間飛行の技術は無い設定で、異星人の力を使って人間を守る。
主人公は、異星人の能力を右手に持った辰巳と警察の対異星人部署のはじめ

【ざっくりイメージ】

那波歩才「エイリアンズ・エリア」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)35頁。

大体寄生獣のミギーです。

那波歩才「エイリアンズ・エリア」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)58, 59頁。

大体ワンピースのルフィですね。覇王色出てます。

割と寄せてきたな、という印象です。
ゴムゴムのミギーですね。
その話題性込みの勝負なんでしょうね。
こういう寄せた設定は、説明しなくても読者に伝わるのでこういうコマ数の省略を活かしてスタートダッシュを決めてほしいです。

ちなみにセオリーであれば主人公が殴る上のシーンは見開きにしたくなります。
腕が横に伸びてるので見開きにピッタリの展開ですよね。
しかし、今回は大ゴマ盛りだくさんで表現しました。
見開きだと分かりやすいですが、キャラクタが小さくなってしまいがちなのでこれも理解できます。

那波先生がどこで見開きを使ったのか見てみましょう。

那波歩才「エイリアンズ・エリア」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)76, 77頁。

最後のページ。はじめが後光を背負う形の見開きです。
辰巳にとって今後の安全と仕事の両方を解決できるはじめが輝いて見えるという表現ですね。良いと思います。
ただこの見開きは票には繋がりにくい印象です。良い意味で期待を裏切ってくれると良いですね。

【今後の予想】

右手の能力を色々使って敵を倒すバトルマンガ。
右手が伸びるだけではなく、固くなったり全身黒くなったりするかもしれません。
能力を伸ばすために異性人っぽく浸食されたりして、異星人と地球人の狭間で葛藤をドラマにしたりとか出来たら面白くなりそうです。
異星人側で容姿端麗に見えるキャラクタを作って、そちら側のドラマもみれたら物語に深みが出ますね。


ワンピース(1051話) -★★

モモの助が将軍としてワノ国を統治するそうです。
長かったですね。ワノ国編。
次回はルフィやゾロが生き返るかどうかですね。
生き返りますね。
宴です。


僕のヒーローアカデミア(355話) -★★★★

くそ熱い耳郎ちゃん。

堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)106頁。

特別にAOFオール・フォー・ワンと因縁の無い耳郎ちゃんでここまでそれっぽく盛り上げられるのはマジで凄いです。
ちょっと男の子っぽい(ステレオタイプ)な耳郎ちゃんだからクラスメイト想いの動機付けがハマります。

最後はホークスが決めました。
目標のマスクを破壊できました。
マスクを壊しただけでこれで決着するわけでもないんですけど、達成感があってマンガが上手いですね。


サカモトデイズ(73話)-★★

拉致られた二人、靴ナイフのお兄ちゃんと推しの子。

いまさらですけど、カナグリってオーダーでありながらスラー一味だったんですね。読み落としていたかもしれません。

そしてシンは1位で合格したみたいです。サカモトは落ちたと。
シンの成長エピソードだったはずなので、強制的に居ない状況を作り出す方法を選択しました。
シンに期待です。


夜桜さんちの大作戦(132話) -★★

権平ひつじ「夜桜さん家の大作戦」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)134頁。

なんやねん、これ。
ギャグやんwww


あかね噺(16話)-★★★★

センターカラー。これはガンを飛ばしているんでしょうかね?
敵意むき出しのあかねらしいカラーではあります。

原作 末永裕樹, 作画 馬上鷹将(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)155頁。

16話でのセンターカラーです。人気ですね。
可楽杯の設定説明とあかね上げ回。

阿良川一生をガンガン持ち上げて格を上げます。
そして、その凄い一生が一目置くあかねという展開です。
ベタですけど、凄い奴に凄いと言われるウィンザー効果っぽいやつですね。
あかねを応援している読者の留飲が下がります。
別に上がってもいない留飲を下げるわけですけど、効果は絶大ですね。

ここから大きく二つ。
実力を大きく示して、目的に向かって前進する展開。
あかねが意外と苦労して、転じてライバルを上げる展開。

前者ならスピード重視、後者は修行編に繋げるものです。
予選通過を最下位とかにして両立させるのが無難ですかね?
今回紹介された練磨屋からし・高良木ひかるだけはあかねの実力を感じ取る流れも定番ですけど、見てみたいですね。


逃げ上手の若君(65話) -★★

打ち首という行為をここまでしっかりと描写するのは意外でした。
でも事実としてあるわけですし、それを前に若が思うところがある描写も入っているので読者も引きにくい構成にはなっています。

大体想定通り快勝の若が部下からの信頼を得る展開でした。


すごいスマホ(5話)-★★★

すマホ所有者のライバル全一郎のキャラ立て。
宗教染みた会社の社長をやってるみたいです。
中途で入る社員視点でカリスマ性っぽいものを描きました。

正直社員の話はピンと来なかったんですけど、良かったのはこちら。

原作 冨澤浩気, 作画 肥田野健太郎「すごいスマホ」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)219頁。

もちろん前振りが効いているから意味のある1ページなんですけど、後ろの男の顔ヤバいでしょwww
こっちのがよっぽど分かりやすいです。

あと、感情移入の対象にしていないのも良かったのかもしれません。
後ろの男に感情移入して読む人はいないでしょうからね。
天才に翻弄されたくなる欲求は森博嗣とかに任せておきましょう。
あれはあれで気持ち良いですよね。

読者はQくんに感情移入するでしょうから、頭が良いキャラクタが圧倒するところを見たい訳です。
心酔する男視点なのは少し微妙でした。
でもキャラ立てとしては1話としては良い出来だったと思います。


高校生家族(88話)-★

センターカラー。カラーはまあ、という感じ。

球技大会編。
場面転換が多くて、描写が忙しかったです。
こうなると文字や展開を追う事に必死で笑いに繋がりにくい印象です。


ウィッチウォッチ(64話)-★★

インフルエンサーの話。
全然根拠のない法螺を吹いて、その話が大きくなって面倒が生じる話。
なんか元ネタありそうですけど、そういう界隈に詳しくないので分かりませんでした。

でも、こういうしょうもないアイテムが流行ったりしますよね。
学校での実体験でも、歳を取ってからの老害視点でも。

篠原健太「ウィッチウォッチ」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)262頁。

いきなり仮想敵に向かって説教垂れるシリーズでした。
定期的にやっても良いかもしれません。
あんまり面白くなかったけど。

話としては良く出来てるんですけどね。


マッシュル(110話) -★★★★

甲本一「マッシュル」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)278, 279頁。

くっそ格好良い。
こういう構図とかコマ割りでたまにヤベーやつ描いてきますよね、甲本先生。だから油断ならない。
バトルがマンネリとか言ってすいませんした。
移動線のボケ描写と見せたいキャラクタの静止画描写がキッパリ分かれているのが最高です。サカモトデイズでよく見る印象。
何気に背景のパースに合わせた「ゴッ」も良い。石の欠片の奥にありますからね。
面白い。

マンネリでもこれ見せられたら面白いと思っちゃうんもんなー。
ちょろい。

そしてイモータルという存在が居るらしいです。


PPPPPP(35話)-★★

ファンタは聞く側に合わせた演奏の出来るピアニスト。
相手や状況を見て演奏を変えられるそうです。

ミーミンの次に出てくるキャラクタとして素晴らしいと思います。
彼女は自由奔放で、状況に合わせられない天才という設定でしたからね。

ラッキーはピアニストとして生きる覚悟を決める必要があるようです。


僕とロボコ(91話)-★★

コスプレ回。
ハンターハンターネタ多いな~、と思っていたら意外と上手いオチが待っていました。


アオのハコ(55話) -★★★

大喜の練習試合とそれを観る二人。

三浦糀「アオのハコ」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)338頁。

かわいい雛。

幼馴染でずっと見てきた雛ですからね。
大喜を前から知っているのは雛なんです。
そのはずでした。

三浦糀「アオのハコ」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)347頁。

ここの所匂わせてきた千夏先輩も昔から大喜を見てましたエピソード。
そろそろ掘り下げるでしょうか。

これやられたら正妻感がもう。
本来は昔から見てたとかって幼馴染の持ち味のはずなんですけどね。
中高一貫だった気がするのでそういうエピソードなんでしょうかね。
気にはなるけど、最近は少し雛が不憫なターンです。

こんなこと言っておいてですけど、この画像の千夏先輩の2コマがさりげなく上手いです。

話している友人を見ておいて、
回想の後ろ姿を思い出し、
自然と大喜に目がいく。

こんなんアオい。


アンデッドアンラック(113話) -★★

戸塚慶文「アンデッドアンラック」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)368, 369頁。

格好良い。
UN FORGE TTABLEってなんだ?って思いましたけど、
UN FORGETTABLEですね。
forgeも単語として存在しているのでややこしいです。

記憶が良いから色々なキャラクタの技を使えるのでしょうか?

ドラマは良かったです。
能力は不忘なのに妻を忘れるという事は、発現後の記憶を忘れられないという特性なんでしょうかね?
辛いキャラクタですね。


地球の子(15話) -★

順位が振るわないです。
そして徐々にしっかりと読む気が薄れてきています。

神海英雄「地球の子」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)372, 373頁。

文字が多いです。
そして、同じようなテンションで冗長に感じます。

別に展開がダラダラしているわけでは無いです。
ピンチです、大変です、でもやります。これを同じようなテンションで続けているのが原因なのかな、と思いました。
そこに文字が多くなったらそうなるよな、と。

打ち切り感想記事を書くときに読み返して、原因を探ってみたいです。
覚えていたら。

見開きの夜空は良かった。


ドロンドロロン(25話) -★

前回2体の強めの敵を出した方が良かったんじゃ……。と書いたんですけど引きで登場した鬼が2体セットだったみたいです。
全然説明なくナオトラが戦い始めていました。
ちょっとびっくりしましたけど、飲み込みました。

正直多少強引でもやることやらないとしょうがない順位にずっといるので試してみたのかもしれません。
いきなり場面を変えて、後から説明する順番の練習に感じました。

大須賀玄「ドロンドロロン」(「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年)401頁。

ドウサンさんの説明が長い。こういうキャラクタだったとしても短いフレーズを繰り返したりして印象づけてほしいです。

シン・ウルトラマンに学ぶキャラ立てですね。

地球の子と同じでセリフを減らすことにも注力してほしいです。
各話での目標が明確になっていないように感じます。
目標と言うのは、読者をどんな気持ちにさせるかです。

今週のあかね噺で「あかねは凄い」という気持ちになる。
ヒロアカで「耳郎ちゃんアツい」という気持ちになる。
そのように読者が同じ意味で受け取れる演出が重要です。
週刊連載でのハックに近い話なんですけど、これが出来ないとコアなファンしか読まなくなっていって打ち切りになってしまいます。
(それでも連載が続いて、成長したPPPのような例外もありますね)

これが出来ると浅いファン・読者にも楽しみやすくなります。
であれば浅く読んでいても、それなりに楽しめるようにすると良い気がします。

ドラもナオトラも一刀両断したのは良かったです。
一緒にドウサンも斬っても良かった気がします。
生かす意味あるのかな?
あるとしたら、クサナギが同情や葛藤を乗り越えるドラマにする事ですけど、先週ドラと倒す!ってやっちゃってますからね。
感情反復横跳び状態で微妙な感動になりましたけど。

作画面での向上は見て取れるので、次は作話面に期待。


異常者(読切) -★★★★

ジャンプ・ショート・フロンティア読切15ページ。

ミステリー+ギャグ。
ギャグというよりコントに近い内容ですね。
コントとして良く出来ていたと思います。
面白かったです。

連載で出来る方法では無いのでとりあえず読切としては良いという評価。


守れ!しゅごまる(最終話) -★★

ホントに黒幕だった小福ちゃん。

でもしゅごまるとさなぎを見ていて絆された暖かい話。
じゃあな!しゅごまる。


目次コメント

・僕とロボコ(宮崎先生)

数少ない漫画家の友人んお1人、那波歩才先生の新連載開始!みんな読むべし!

宮崎先生と那覇先生はご友人だそう。なんかジャンプにも世代交代が起きてますね。


さいごに

今週はバタバタしてて週末にやっとジャンプを読みました。
以前よりも短くなっているので1本にまとめても良いかなというのもあって27号は1本です。
まあ土曜日に間に合わなかっただけなんですけど。

記事中でシンウルトラマンを出しましたけど、メフィラス星人のキャッチーさ良かったですよね。演技では一番良かった気がしました。
山本耕史の強さが際立ってました。

次回は女子高生×ドラゴン。

「週刊少年ジャンプ」27号、集英社、2022年、454頁。

ジャンプっぽくないですけど、楽しみです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?