仕事が人生の一部になってくれない

自分だけじゃない、こういう人が今日本に溢れているのだと思う。
あくまで仕事はお金を稼ぐための手段に他ならず、生きるために皆仕事をしているのだと。
でなければ自殺者とか働き方改革とかそういう問題は発生しないはず。
自分だけじゃなく、ほとんどの日本国民が今抱えている問題だと思う。

ただ、それはお給料が上がれば、もしくは職場環境が改善されれば本当に良くなるのか。
おそらく違う。真の改善というのは、”働き手が仕事への捉え方を変えること”が鍵になっているのだと20代後半になってようやく気づいた。



自分の幼少期、父はいつも夜遅くに帰ってきていた。
不貞行為とかではなく、単に仕事が忙しかったから。
未だに仕事内容を正確に把握していないが、確か人材派遣会社で人事をやっていたはず(今思うとめちゃめちゃ忙しい仕事だよなぁ・・・)。

自分が中学生になると単身赴任が始まり、いよいよ家に帰らなくなった。
たまに帰省するぐらいで、それが結局自分が社会人になるまで続いた。
母と一緒にいることが多かったので、自然と自分は母側の人間になっていた。つまりは、父を非難する側。

なぜ家に帰れないのか、なぜそこまで仕事をしなければならないのか。
そんなことを毎日母は言っていたし、自分はそれを聞いて、『あぁ、こんな父にはならないぞ』と心に決めたりもしていた。今思うと最低な息子だったと思う。

そして今、自分が社会に出て思ったのが、『やっぱ、仕事嫌だなぁ』ということ。
業務内容は好きだし、やりがいがある。勤務中は楽しく仕事をしているし、ある程度納得して働けている。
だけど、仕事・・・やだなぁと思ってしまう時がくる。
理由は、正直わからない。前世がキリギリスだったのかもしれない。
ただただ、家に帰りたい。家で好きな人と、猫と一緒にいたい。
そういう気持ちが込み上げてくる。

その度に自分は社会人失格だなと思ってしまうのである。
あぁ鬱だ・・・。


なぜ父はあそこまで仕事人間だったのか。
週に一回飛んでくる『元気か?』のそっけないLINEに『元気!』とは違う返信をしたことがあった。

『なぁ、親父って仕事楽しい?』

すると、意外な返事が返ってきたのである。

『仕事辞めたいよ(笑)』

よくわからんスタンプを添えて・・・
いや・・・その歳で仕事辞めちゃまずいだろ・・・。
と思ったが、その時初めて気づいた。
親父も仕事嫌いなんだなぁって。


で、結局何が言いたいの?


わからなくなってきた・・・文章まとめるのって難しいですよね。
でも、親父のように単身赴任する人がいなければ誰かが単身赴任しているし、親父が現場を管理しなければきっと働いてた人もクライアントも困っていたことだろう。
親父は自分達のヒーローではなかったが、誰かのヒーローだったに違いないのである。

仕事をしたくない時が時折くるが、その時はいつも『自分は誰かのヒーローになっているんだ』と思うようにしている。
そうすると、なぜかまた仕事に前向きになれるのだ。

理由は、わからないけどね(笑)

よくわからないまま書き始めたこのnoteだったが、書いているうちに自分の悩みとかモヤモヤした部分が少し薄れた気がしている。
書き初めは『うわぁ・・・このテーマで書くかぁ・・・』とどんよりした気持ちだったが、今は少し晴れやかな、明日は違う道で出勤してみようかと思えるぐらいには余裕を持てている。

こんな駄文を最後まで読んでいただいた皆様に最大限の感謝を。
同じ悩みを持っている方に少しでもなにか影響を与えられたのであれば幸いです。

今日も皆様にとって良き1日となりますように。
ばいばい

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