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studio75 プロデュース ワーク

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Small Circle of Friendsの「studio75」。スタジオワークの制作やプロデュース作品を解説して行きます。私たちの音を司る根幹です。
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記事一覧

kojikoji 127 _ STUDIO75覚書 vol2

kojikoji 127 _ STUDIO75覚書 vol2

6月の後半。
この時期、kojikojiさんは学業で忙しかった模様。
そのあいまにデモスケッチの録音をしていたようだ。

『ほろよい』のデモデータがBASIくんから送られてくる。
それと
とある曲のリンクが。
いわゆるリファレンスだ。

BASIくんがそのリファレンスで伝えたかったことは
kojikojiさんの歌とギターが前面にきて
そこに
パーカッション類とかストリングスとか
音数少なめに支える

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kojikoji 127 _ STUDIO75覚書 vol1

kojikoji 127 _ STUDIO75覚書 vol1

2020年1月22日。
kojikojiのEP『127』がリリース。

ネットメディアやミュージックショップの大プッシュは当然として、それ以前からの既に彼女のファンや彼女自身のインスタグラムやユーチューブの多くのフォロワーにとってはまさに待望、歓喜の初リリース。

それをちょっと遠くから眺めながら
ただただ息を大きく吸って吐いて
仕事をやりとげた満足感と安堵で
良かった良かったと胸なでおろすばかり

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Panorama Family  FRESH _ STUDIO75 覚書

Panorama Family  FRESH _ STUDIO75 覚書

最初にゴメス君と会ったのはいつ頃だったんだろう?

この事については、一年前のTOMMY HONDAとの対談でも語っています。すっかり初対面の様子を忘れている。

おそらく『Design』のリリース前後だと思う。ゴメス君の「俺も”Design”に入れてくださいっ」という発言のインパクトはやはり、大きい。

ということは2009年頃か。

「DESIGN」とは、2009年に「Small Cir­cl

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No3 こちら側から見たマコマレッツ _ STUDIO75 覚書

No3 こちら側から見たマコマレッツ _ STUDIO75 覚書

制作noteとして始めた全3回の最終章、maco maretsのアルバム3枚分をプロデュース側から眺める。

maco marets 最新 3rd ALBUM「CIRCLES」編です。

2ndアルバム『kinō』が2018年11月。
その頃から既に次回作について、構想、リリース時期などをマコマレッツから聞いていた。

2019年の間に3rdアルバムをリリースしたいと。

逆算して夏の間にレコーデ

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No2 こちら側から見たマコマレッツ _ STUDIO75 覚書

No2 こちら側から見たマコマレッツ _ STUDIO75 覚書

全3回『こちら側から見たマコマレッツ』の2回目。maco marets 2nd アルバム「KINŌ」編です。

そういえば、2019年6月15日。1stアルバム『Orang.Pendek』リリース。
同じ日に私たちSmall Circle of Friendsの11枚目のアルバム『silence』リリース...。

奇遇だ。

なにがって、これは示し合わせたわけでもなく結果的に同じ日になっただけな

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こちら側から見たマコマレッツ _ STUDIO75 覚書

こちら側から見たマコマレッツ _ STUDIO75 覚書

2019年の年末からお知らせし、書こうと思っていた『こちら側から見たマコマレッツ』制作note。先延ばしにしたまま2020年になり、三枚のアルバムの集大成となるワンマンライヴも3月27日にひかえ、いよいよ書くときが来た。今。

当初は3rd『Circles』の曲解説をしようと思っていたけれど、それはそれでなかなか難しい(書くことがあまりない)。そこで1st『Orang.Pendek』、2nd『KI

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