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サービスのチカラのミナモト #15 勉強になりました!!

先日【外食フェスタ】内の【繁盛店のキーパーソンが教えるスタッフの育て方】というシンポジウムのスピーカーとして、参加させていただきました。
サービスや教育に対する弊社を含む3社の取り組みをお伝えする場。

バイタリティの出原さんは、女性幹部として、また現場にも立たれているので、スタッフとの距離感も踏まえて、『理念共有』のお話を。

私は、教育のPDCAを相関図にし、より具体的なサービスに特化した教育の仕組みと実際に行っている内容のお話。

RYコーポレーションの渡辺さんは、大きくなってきた組織の中で、年間でスタッフと関わっている時間数を改めて見つめなおし、同じ方向を向いて進んでいくためのコミュニケーションの大切さを。

それぞれの得意分野で自然と役回りができていて、聴いてくださった皆さんには、短い時間でしたがいいとこ取りだったのではないでしょうか?

「今日お話する中で、絶対にすぐにできることをお伝えします!!」
このときの始めに皆さんにお伝えしたフレーズです。
教育においてのテーマの一つが『絶対にすぐにできる』ことです。
これはある程度成長する意思がある人に有効な考え方です。
今回のような目的意識が高い方々には間違いなく刺さったはずです。
また、ビジョンを共有から行う場面では、本人に『気づかせる』ことをテーマとしてます。
特に、新人スタッフへの最初のオリエンテーションはこれです。

先日の【外食フェスタ】内ではできませんでしたが、こういったセミナーや勉強会で、私が必ず行っているのは『感想を聞く』『今日の中から何ができるか?』です。

そこで「勉強になりました!」と言う人がいたら『何も得られてないな』と思ってます。
何かを得た人の言葉なら「すぐやってみます!」のような、実際に行うことをイメージした発言になるのです。
また、具体的な質問も出てくるでしょう。
一昔前の自己啓発セミナーのように『これで私は変わった!』と思ってもらっても、すぐに元の状態に戻るようなことは嫌なので、感想を聞くのです。
さらに『すぐにやれる』という発想を持ってほしいので、私の方から『何ができる?』と聞いてます。
そして、しばらくののち、または次回があればそのときに「やってみた?」「どうだった?」と確認しています。

有効に活かし行動を起こす人は、実際には2%ほどだそうです。
2%の人の聴き方は『何かを得よう』『自分だったらこうしよう』です。
今回のようなご機会では、その2%を多くする役目があると思ってます。
だからこそ『絶対にすぐにできる』をテーマにして、難易度を下げ、本来ならば『感想』と『何ができるか?』を聞くのです。
そうやって知らない間に『インプット→考える→アウトプット』のお手伝いをして習慣化につなげてもらいます。

これからは「勉強になりました!」=「勉強になってない」と思って、スピーカーとして自身の伝え方や内容を見つめ直してみるといいかもしれません。

#接客 #教育 #セミナー #シンポジウム #勉強

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