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【採用担当目線】読み手に伝わりやすい文章とは

こんにちは!
株式会社シィメス採用担当の藤田です。

6月から、24卒のみなさまの就職活動と私たち採用担当の採用活動が本格的に始まって1ヶ月が経ちました。まずは、少しでも多くの方とインターンシップでお会いできればと思い、私たちは日々スカウトメッセージをお送りさせていただいています。

スカウトメッセージを送るにあたり、必ず拝見させていただいているのが、みなさまが入力されている『自己PR』や『過去のエピソード』。

私が就職活動しているときはこうしてスカウトを送ってもらう手法が出始めたばかりで、正直なところ、私はあまりちゃんと入力していませんでした…

ですが、今やこの方法が当たり前となってきているため、自分が頑張ってきたことやこれから目指したいことなどを『わかりやすく言語化する力』が大切になってきていると感じます。

そこで、今回は!

私が、文章を見ていて思う【読み手に伝わりやすい・目にとまりやすい文章】をお伝えさせていただきます!

※完全に個人の見解であり、これが正解!はないので、客観的な意見としてこういうのもあるんだ…と思っていただければ幸いです。

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もったいない!文章の組み立て

実際に見かける文章にあてはめて、極端ですがもったいない文章をご紹介します。

「大学のテニス部で全国優勝に向けて頑張りました。」

この一文の後、「具体的に何をして頑張ったんだろう!」と期待して読み進めます。

なのに、突然…

「その結果、無事に優勝することができました」

これで終わってしまうと、どんなふうに頑張ったのかという「オリジナリティ」が何も伝わらず、汎用的な文章に見えてしまいます。

ここまで簡潔すぎることはないと思いますが、自分の中でわかっていることは省略してしまっていることはないですか?

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でも、この文章の背景もよくわかります。

「何も知らない人にどこまで話して伝わるのか」
「固有名詞伝えてもわからないだろうなぁ」
「簡潔にまとめたほうがわかりやすいだろう」

読む人は、自分が行ってきた活動のことも、通っている大学のことも何も知らないから、具体的に出さない方が伝わりやすいかもって思ってしまうのではないのでしょうか。

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私の感覚をお伝えいたします。

そんなことはありません!!

具体的な情報が入っている方がいいです!!


自分でも、なぜそのほうがいいのかなと思ったときに、「イメージがしやすいから」という答えにたどり着きました。

書き手にとっては、過去を振り返って頭の中に「映像」として残っているエピソードを、「文字」で伝えるので、その文章は基よりも省略された情報になると思います。

でも、読み手はその「映像」の情報がないため、文章を読んで各々の頭の中で勝手に想像(イメージ)をします。

そんなとき、固有名詞や人数、場所などの「オリジナル」な情報が加えられるだけで、一気に具体的なイメージがしやすくなります!

もっといえば、読んでいて楽しくて頭に入ってきやすいです。

せっかく、読み手に興味を持ってもらえるのに、その結果を残すために努力してきたのに、その「ストーリー」を伝えないともったいないので、省略せずに伝えるため、まずは具体的なものを記載するようにしましょう!

それを意識して先ほどの文章を書いてみます。

私は、大学のテニス部でこれまで成し遂げられたことのないダブルス全国優勝を目標に掲げ、それを達成するために主に次の2つのことに取り組みました。まず一つ目は、「質のいい練習時間の確保」です。これまでは与えられた時間の中で順番に練習していましたが、メンバー同士で改善するべきところを指摘しあい、そのためにはどうすればいいかを踏まえて練習メニューを考えました。二つ目は、ペアとの時間を十分にとることです。お互いのプレイスタイルを知り、試合中に無駄のない動きをできるように得意不得意を理解しあうように努めました。その結果、目標に掲げていたダブルス全国優勝を達成することができました。

実体験ではないのであまり固有名詞は書けませんでしたが、さっきの2文よりもグッと「オリジナリティ」が出たと思います。

また、結果だけでなく過程で「どんな工夫を考えて努力をしたのか」というストーリー性が見えるので、「よく頑張ったんだなあ!」と読み手が入り込むことができると思います。

さらに付け加えるなら、最後に「こうした経験から、私は○○を学ぶことができました」といった、経験を通して得たこと・成長したことが伝えられればなお良し!!!

ぜひ、『読み手に伝わりやすい』という目線で一度自分の文章を見直してみてくださいね。

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文章作成のポイントについてまとめ

※個人的な見解なのでご参考までに…!


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