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【その胃痛は本当にストレスが原因なのか? : ストレスと胃の仕組み】


慢性的ストレス下では、副腎皮質からコルチゾールなどの副腎皮質ホルモンが多く分泌される。(→副腎が肥大する)
コルチゾールはストレスホルモンと呼ばれたり「コレステロールからも作られ、ステロイド核をもつ化学構造」から…ステロイドホルモンとも言われる。
コルチゾールの大きな働きは「血糖値を上げる」「炎症や免疫を抑える」

つまり血糖値を上げ過剰な炎症を抑える事で、身体にストレスに対応できるようにしている。
本題のストレスと胃との関係だが…

コルチゾールは強力な酸である胃液(塩酸)の分泌を促す。

そのため長くストレス下に置かれると胃潰瘍になる。
そもそも胃液には、胃の壁を守るための粘液も分泌されるが…

コルチゾールはその粘液の分泌を抑えてしまう。

【自律神経と胃潰瘍の関係性で見てみる】

そもそもストレス下での二重支配の胃は、交感神経・副交感神経両方の活動が高まる。

つまり、胃液分泌が高まり、血管は収縮して血流が悪くなる。

→しかも粘液は分泌しずらくなるので、胃潰瘍になりやすくなる。
通常は、交感神経が高まれば→副交感神経の活動が抑えられる。

逆も同じ。

だが、ストレスという特殊な環境では、双方が同時に活動してしまう。

※参考文献

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