色によって曲がり方が違う

どうもお久しぶりです。最近さぼりにさぼって体重が2kg増えたえふみです。いやあ自粛太りってわけでもないのにこれだけ太るのは仕事でもあまり動かず、楽しい人たちと面白い話をしながらお酒を飲んでいるからですね。
僕はビールかウィスキーが好きです。

さて今日のテーマは色によって曲がり方が異なるということですが、まあ意味わからんかと思いますので簡単にサクっとお話しますね☆

この色によって曲がり方が異なるという一番皆が知ってる例が”虹”です。この虹は雨が止んだ後に空気中にある水滴に太陽の光が入ることで、見られる現象なわけですけれど、さてなぜ虹は七色に見えるのでしょうか?それは

太陽の光は様々な色が混ざり合ってできているから

なんですね。まあここまでは知っている人が多いと思います。ではなぜ空気中の水滴に光が入ると虹がみられるのでしょう?

光の屈折の仕方が色(波長)によって異なってくるからなんです。波長が長ければ長いほど曲がりにくく、短ければ短いほど曲がりやすいということになります。これは波長によって曲がる具合、屈折率が異なることが原因です。この屈折率はもちろん物質によっても違います。水とガラスでは異なる曲がり方をする、というわけです。

この屈折率とは光を扱う人にとっては非常に重要で、知らない物理屋さんは存在しないくらい重要なものです。

ちなみに宝石であるダイヤモンドはめっちゃ煌びやかな輝きを見せてくれますが、あれも屈折率が非常に高いことが由来しています。ダイヤモンドに光が入ると分散が生じ色それぞれが違う具合で曲がります。なのでダイヤモンド内で反射されて外へ漏れ出てくる際には見る角度やダイヤモンドの角度によってさまざまな色が見えます。これは光が屈折していることが由来しています。

一方でダイヤモンドをカットしている人はこれまた上手く、光が外になるべく漏れ出ないようなカットの仕方をしています。すなわちダイヤモンド内で反射を多く起こしています。めっちゃうまくカットすると光は上方向にしか漏れ出ないなんてこともできます。これは光の全反射を応用した技術になります。人間の手でやってるとは思えない芸当ですね(笑)

また上記とは話がそれますが、カラーダイヤモンドと呼ばれるものがあります。カラーダイヤモンドはまた別の原理になります。これについてお話するのも面白そうですので次回はカラーダイヤモンドについてお話しましょう。量子光学、量子力学の知識が若干入ります(笑)
すごいですよね、ダイヤモンドにまで物理学は入り込んでいます。生活の中に溶け込んでおり、息をするように皆さんが使っているので、改めて説明されるとなんか小難しいけど、経験はある、みたいなことになるのです。


特に光は我々の生活においては常に身の周りにあるもので、それによって人は星を美しく思ったり、ムードを感じたり、ダイヤモンドの輝きを分かち合ったりしたいと思うのです。

自分は光を使った物性物理学が専門ですので、正確には光が専門とは言えないですが、やはり光を学ぶことは非常に面白いと感じます。是非皆さんも僕と一緒に光で遊んでいきましょう( *´艸`)!


それではまた!


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