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理科の修学旅行 ~天からの手紙を読み解こう~ 参加者募集

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2024年2月 雪の科学を学びに苗場へ

理科の修学旅行とは

理科の修学旅行は、自然体験活動を通じて理科に触れるスタディツアーです。2010年から実施し、これまでに18回、季節を問わずに開催してきました。自然体験を通して、身の回りには不思議な現象が多数潜んでいることを理解し、自然科学のエッセンスを学ぶことを目的としています。単なる自然体験活動ではなく、科学的な視点から理解するための観察・学習を東京大学の大学院生や研究者らと共に行います。
採取してきた標本などの成果物の一部は、手作り科学館 Exedra にも展示されています。
各地から参加者が集まりますので、初めて会う小中学生同士の交流も促され、コミュニケーション能力や社会性も育まれます。

2019年に千葉県勝浦市を訪れて実施した理科の修学旅行の様子は、動画でご覧ください。

2015年 トム・ソーヤースクール企画コンテスト 優秀賞
2018年 千葉県知事賞
2019年 日本自然保護大賞(入選)
2019年 生物多様性アクション大賞(入賞)

2024年2月開催回に体験・学習できること

今回は、毎年人気の高い、雪のプログラムを行います。世界有数の豪雪地帯である新潟県の苗場エリアを訪れ、思う存分、雪と戯れ、その不思議に迫ります。
※ 天候をはじめとする様々な事情によって、当日に現場の判断で行程やプログラムが変更・中止になる可能性もございます。予め、ご了承ください。
※ 雪をテーマに過去に実施した理科の修学旅行と同内容です。過去に参加された方ももちろんご参加いただけますが、お申込みの際はご注意ください。

雪の結晶を観察しよう

雪の結晶の形を分類し、世界で初めて人工雪の結晶の作成に成功した雪氷学者の中谷宇吉郎は『雪は天からの手紙である』と表現したと言われています。その多様な形で上空の環境を教えてくれる雪の結晶を、つぶさに観察してみませんか?! 柏や首都圏にいると、雪が降ってもすぐに溶けてしまってじっくり観察する機会は少ないですが、日々たくさんの雪が降ってくる厳冬期の苗場では、観察しほうだいです!!

見上げた空は何色か?!

雪景色は一面真っ白ですよね。でも、雪の結晶ひとつひとつは透明に見えます。では、雪の下に埋まって青空を見上げると、何色に見えるのでしょう?! 白?青?それとも?理由もよく考えてみましょう。
この体験は、雪崩に巻き込まれた時を想定して登山者が行う雪上訓練を、子ども向けにリニューアルし、安全性や子ども達の安心感に配慮して実施しています。

はじめはおっかなびっくりだった子ども達も、大人が見本を見せると大盛り上がり♪

どうして雪崩が起こるのかな?

雪崩は雪山の最大の脅威のひとつです。この雪崩の起こりやすさを認識することは、雪山で過ごす上で欠かせません。そこで、雪崩がなぜ起こるのかを学び、近くのフィールドで雪崩の起こりやすさを調べます。果たして、雪崩の発生源は見つかるのでしょうか?!

現地でも座学で理解を深めます

宿泊先|三國山荘

苗場は世界有数の豪雪地として知られています。日本海を通ってきた北西の風が山脈を駆け上がる際に急激に冷やされて大量の雪が降ります。
宿泊先は、国道から少しだけ山側へ入ったところにある 三國山荘 です。普段は無人の山小屋を、今回は貸切で使用します。バスを降りて少し歩きますが、大通りから離れているため静かで過ごしやすく、車通りもないので安心して過ごすことができます。裏山は人が入らないので、バージンスノーが楽しめます。

雪深い三國山荘

無人の小屋ですので、食事は自炊します。アレルギー等の情報はお申込み時にお伝えください。

夜にもアクティビティ

晴れれば天体観望会をおこないます。関東平野から離れているため、夜空が暗いのが特徴です。スッキリ晴れれば、都市部で見上げるのとは全く異なる星空が望めることでしょう。望遠鏡を使って木星や冬の天体ものぞいてみましょう。

お風呂は天然温泉へ

山荘でも入浴できますが、せっかくの機会ですので、少し歩いて天然温泉 雪ささの湯 へ行きましょう。このあたりは鉄分を多く含んだ茶褐色のお湯が特徴です。源泉かけ流しの贅沢な温泉で、体もぽかぽか温まります。

事前学習会で注目のポイントを先取り

現地での当日の学びを最大化するため、修学旅行の1週間前に学習会を開催します。光の実験や、試験管に雪を作る実験を交えながら、観察のポイントや注目すべき現象などを解説します。

お申し込みお待ちしております

今回のツアーでは、雪の科学をじっくりと学びます。自由時間も多いので、各自が気になることを思う存分調べたり、雪合戦やかまくら作りなど関東では難しい雪遊びに没頭したりすることも可能です。奮ってご参加ください。

雪合戦やかまくら作りも本格的!!

ツアー概要

  • 日   時 2月23日(金)8:00~24日(日)17:00 1泊2日
    ※ 道路状況により、解散時刻は前後する可能性がございます。早く到着した場合は、手作り科学館 Exedraにてお迎えをお待ちします。

  • 集合・解散 千葉県柏市 クレストホテル前(柏駅徒歩3分)

  • 宿   泊 三國山荘(新潟県南魚沼郡湯沢町三国433)

  • 食   事 朝・昼・夕食それぞれ1回

  • 対   象 小学3年生~中学生

  • 定   員 24名(先着順)

  • 参 加 費 (研究部員)37,400円 (一般)49,500円(税込)
          ※ きょうだい割引 2人目以降1人あたり2,000円引き

添乗員は同行しませんがスタッフがサポートします。朝・昼・夕食それぞれ1回の食費、宿泊費、交通費、保険料、教材費実験材料費等を含みます。参加費の振込手数料は参加者負担となります。

お申込みフォーム

https://forms.gle/7fQ2W3xoq3obmgBHA

企画・実施:株式会社アクタス(細田観光)〒277-0871 千葉県柏市若柴69-1 柏市公設市場内(千葉県知事登録旅行業第2-853号 総合旅行業務取扱管理者 細田啓介)
運営・講師:一般社団法人サイエンスエデュケーションラボ

旅行条件書はこちら

よくある質問

Q1. 最少催行人数はありますか?
A1. ありません。1人でもお申し込みがあれば実施する予定です。

Q2. 現地の様子を保護者に適宜お知らせいただけますか?
A2. 子ども達とスタッフの安全の確保、指導の充実、ツアーの円滑な運営に注力いたします。現場に余力があれば、現地の様子をご紹介できる可能性もありますが、必ずしもレポートをお約束できるものではありませんこと、ご承知おきください。

Q3. 荒天等で一部の工程が変更または中止になった場合、返金はありますか?
A3. ツアー実施前に支払いは完了しているため、返金はありません。

Q4. 昨年に開催された理科の修学旅行よりも参加費が高額なのはなぜですか?
A4. 2023年10月より、法改正に伴い、バス代が大幅に高くなっています。燃料費や食費なども(過去の開催時に比べて)値上がりしていることから、参加費が高額になっております。

Q5. 小学2年生以下は参加できませんか?
A5. 小学校で理科の始まる3年生以上を対象としていますので、2年生以下のお子さんはご参加いただけません。来年以降の開催をお待ちください。

Q6. 保護者が自家用車で同伴しても良いですか?
A6. ご遠慮ください。お子さんのみでご参加ください。

Q7. 食物アレルギーがあります。対応していただけますか。
A7. 程度にもよりますので、まずはご相談ください(連絡先 info@exedra.org)

Q8. おやつやおこづかいは持たせても良いですか?
A8. ご家庭でご判断ください。ただし、宿の宿泊室でお菓子を食べるのは禁止です。また、スナック菓子などでバスが汚れないようにご配慮ください。

Q9. 参加者多数の場合、抽選や選抜が行われますか?
A9. 今回は先着順で受け付けるため、抽選や選抜はおこないません。

Q10. スタッフは何名参加しますか。
A10. 5~6名程度を予定しております。手作り科学館 Exedraのスタッフの他、東京大学の大学院生や卒業生、近隣の江戸川大学の学生などから構成されています。

お申込みにあたってのお願い

例年、『保護者は参加させたいが、子ども本人は乗り気でない』『合宿に参加したい/自然体験をさせたいが、理科に興味があるわけではない』という方の応募が多くございます。合宿中は、理科的な発想で取り組む活動が多いため、乗り気でなかったり、理科の興味がなかったりすると、本人もツラいですし、周りの熱心なお子さんの足を引っ張ることにもなります。安全管理上もリスクが高くなってしまいますので、お子さんご本人が理科について学びたいという熱意をお持ちでない場合には、別の企画へのご参加をご検討ください。恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いします。