【書評】シン・ニホン この国はもう一度立ち上がれる
ありがとうございます。
Mr.さかんです。
安宅和人さん著、「シン・ニホン」読了後の想いを書いていきます。
前著「イシューからはじめよ」から10年ぶり2冊目の作品です。
まず気になるのは、「イシューからはじめよ」の安宅さんがどんな問い立てた本なのか?
【刺さった一文】
生き残れるかどうかはイシューではない。
本当に考えるべきなのは、このような受け身の問いではなく、僕らはどのようにすれば今の子供たち、また50年後、そして100年後に対してよりまともな未来を残すことができるのか、という積極的な問いだ。
コロナウィルスと闘っている今、
ほとんどの人が、「今」をどうやって生き抜くかを考えているところだし、私もその一人。
そんな環境だからこそ今読むべき一冊です。
** 私にとってのまともな未来とは?**
以前、こんな記事が出ていたのをご存知ですか?
たまたま目にした、東京慈恵医科大学第三病院小児科の勝沼俊雄教授がクラウドファンディングで寄付を呼び掛けている記事。
2011年に海外の論文で、ぜんそく治療薬(吸入ステロイド)を毎日吸入しなくても効果が劣らない可能性があることが示唆された。
もし吸入が風邪の時や環境が変わる外泊の時だけで良いことが明確になれば、副作用など子供の負担も減る可能性がある。毎日の吸入が必要ないことを立証するための臨床研究を始めたが、資金難で研究継続が困難に。
薬を減らす研究は製薬企業からの援助が得られにくく、研究がとん挫する可能性がある。
朝日新聞デジタル 2018.01.21
小児ぜんそくの薬減らす研究ピンチ カギ握るネット寄付
この時、私は、専用サイト(RESDY FOR)から迷わず寄付をしました。
なぜ?
「製薬企業は儲からないかもしれないけれど、子供を薬漬けにするのは止めてほしい」
「薬を吸い続けて元気な子供より、薬が必要ない子供が一人でも多くなる社会がよい」
私は、その時、そう思って行動しました。
国や政治、社会をすぐに変えるのは無理だが、自分の行動なら変えられる。
今の生活を改めて振り返れば、「衣食住」すべてにおいて充実しきっている自分。着るもの、食べること、住む場所に困っていないのだから。
自分への投資も大事だが、未来に投資してみよう。
読後、そんな気持ちにさせられる一冊でした。
「さあ、行動だ。」
Mrさかん