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【時間】「将来」してあげたいことより、「今日」できることは何か

今日は、1つの統計を取り上げたいと思います。

それは、『セイコー時間白書』で、下記のような調査です。

セイコーホールディングス株式会社(代表取締役会長兼グループCEO:服部真二、本社:東京都中央区)は、6月10日「時の記念日」にちなんで、2017年から生活者に時間についての意識や実態を探る調査を実施し、『セイコー時間白書』として発表しています。

セイコーホールディングス株式会社 HP

ウォッチという「時間」をテーマとする事業を手掛ける企業だからこそ、取り組むことのできる素敵な調査です。

今日は、調査のうち『セイコー時間白書2019』から得た気づきを紹介したいと思います。



【1】 大切な人と過ごすことができる「残り時間」


早速ですが、次の文章をご覧ください。

15歳〜19歳の人が人生の中で自分の父親と一緒に会って話せる時間は、同居していれば6,711時間(279.6日)ありますが、別居していると666時間(27.8日)しかありません。

セイコーホールディングス「セイコー時間白書2019」

何を感じましたか?

僕は、背中に何か冷たいものが伝う気がしました。

別居の場合、年齢によってはこの世において、1ヶ月も一緒に過ごすことができない、という事実に愕然とします。

また、対象が祖父母になると、この数値は更に小さいものになることが予測できます。

僕は、祖父をすでに亡くしています。

だからこそ、帰省する度に「なぜ一緒に散歩に行かなかったのか」「朝ごはんを作ってあげなかったのか」と僕は強く後悔するのです。


【2】 時間が経ってから気付く大切さ


大切な人が自分にとってどれほど大切だったかは、時間が経ってから気づくものではないでしょうか。

かりゆし58さんの「アンマー」という曲に、次のような歌詞があります。

アンマーよ アナタは私の全てを許し全てを信じ全てを包み込んで
惜しみもせずに 何もかもを私の上に注ぎ続けてきたのに
アンマーよ 私はそれでも気付かずに思いのままに過ごしてきたのでした

かりゆし58「アンマー」


タイムスリップして、この意味を小学生や中学生、高校生の僕に伝えたとしても、本質は伝わらないと思います。

今でも尚、僕自身本質を理解できているかは正直不明です。


【3】 「いつかしてあげたいこと」ではなく「今日できること」


僕にも、いつか両親にしてあげたいことがあります。

例えば、

・海外旅行に連れて行ってあげたい
・結婚式に招待したい
・子どもを見せたい
など

けれど、特に結婚や出産など、僕のライフイベントに関わる事象について、今は何も保証をすることができません。

また、海外旅行など一見可能に見えることも、コロナを例に突発的な障壁が発生することにより、実現できない可能性があります。

人間はいつ後悔するのか?
それは、きっと「できたのに、しなかった時」だと思います。

だからこそ、「いつかしてあげたいことではなく、今できること」に取り組むことが、大切な人と過ごす上で最も大切なことの1つではないでしょうか。

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