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譜読みのやり方を間違えると…

「譜読み」と聞くと、「楽譜に書かれた音をスラスラと出せるようになること」と考える方が多いと思います。


もちろんそれも間違いではないのですが、ここで問題にしたいのは

「書かれている音を出す」ということだけに意識を向けて弾いていること

なのです。


良くないことも染み付いてしまう…!


僕自身も譜読みを始める際、

「とりあえず音だけは弾けるようにして、後から曲想をつけていく」

というふうに練習しておりました。


なのでどの音もとりあえずフォルテやメゾフォルテくらいでほぼ均一に弾いてしまっており…


そのように練習をしていると、たしかに音を覚えることはできるかもしれません。

ところが、

そのときに出ている音色や身体の感覚(使い方)なども染み付いてしまい、それを後から修正しようと思っても染み付いた音色や感覚を無意識の内に求めてしまうようになり、直していくのは非常に大変

なのです。


レッスンで何かアドバイスをもらっても、いつまで経ってもなかなか直らなかったりするのはそういうことも原因だったりします。


だから、譜読みの際は

すぐに実現はできなくても、あらゆることにも意識を向けながら取り組むこと

がとても大切なのです。



余談ですが、音だけを覚えるための練習は「譜読み」ではなく「符読み」という方が正しいのかもしれませんね。

音符だけを読んでいる状態なので…。


それでは今回はこの辺で、また更新します。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!

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