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【読書感想文】あいのかたち マグナ・キヴィタス

'23.09.23読了
著 者:辻村七子
出 版:集英社
紹介ページ(集英社オレンジ文庫):https://orangebunko.shueisha.co.jp/book/408680381x


あらすじ
大崩壊により北半球がほぼ全滅し、海洋の3割は毒と化した。外界から切り離された巨大建造物”マグナ・キヴィタス”では2億近い人類と、その隣人として造られたアンドロイドが暮らしていた。老境にさしかかり人生に倦んだオレンサル氏が孫から預かったのは、保証期間もきれた調子外れの中古アンドロイドで......?
ヒトとは何か、「あい」とは何かを問うSF短編集。


以前、読書感想文を上げていた本の前日譚のお話になります。
https://note.com/scheegnade/n/nb20cb98a7e22?sub_rt=share_pw

上記で紹介下した作品の主人公の上司の話があったり主人公の成育歴が日誌状で描かれていたりと、前作を読んでいると全力で楽しめる作品でした。

前作でも主人公の上司がとても良い仕事をしていたのですが、今作でなぜそこまで仕事に傾倒したいたのか、答え合わせを受けた気分です。
そして、前作の主人公とその相棒の容姿が今作とも関わってくるので、気づいた時はつい声を上げてしまいました。

最後のお話で、前作の主人公と相棒が出てくるのですが、相変わらずの距離感でとても良かったです。

10月には辻村七子先生の「宝石商リチャード氏の謎鑑定」の新刊が出ます。
たしか、10月13日だったはずです。めちゃめちゃ楽しみにしています。

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