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写真集:X-T5にREALA ACEがやってきた(栃木・中禅寺湖)

 フラッグシップを買ったのに、その後に出る新機種に新しいフィルムシミュレーションが追加されてしょんぼりするというのが、富士フィルムユーザーならよくある事だと思います。X-T30を使っていた頃は何回有料アプデさせてくれと思ったことか数え切れません。

 そんな折、現在使っているX-T5にアプデで「REALA ACE」が今夏追加され、そしてついに実装されました。というわけで早速愛機にインストールし、ちょっと避暑がてら中禅寺湖までスナップに行ってきました。

 元になっているREALA ACEが非常に人気のあったフィルムだったということもあり、細かめのグレインエフェクトを足しています。フィルムっぽさが強調されていますが、クラシッククロームのようなエグみがなくて場所を選ば使える印象です。

 公式HPによると「深く軟らかなシャドウと硬めのハイライト」「彩度が高い被写体ほど色を抑制する設計」「ルックの主張は弱めに、被写体の持っている魅力を引き出してくれます」との事。彩度に関しては緑が強く出るのは感じますが、Velviaよりは使いやすいと思います。ただ白飛びしやすい気がするので、明暗がはっきりする環境だと暗く撮りがちになります。腕で解決するのか?

 下界は非常にいいお天気だったのですが、さすが奥日光、急に曇ったかと思うと一気に気温が下がって霧まで出てきました。そんな悪条件であってもフラットに使えるのがこのREALA ACEだと思います。個性あふれるフィルムシミュレーションが多い中、スタンダード寄りでありながらひと味違うスナップ撮影が楽しめると感じました。


 REALA ACEの説明ページに「もっと自由に写真を撮ろう、そのほうが世界は魅力的に見えるじゃないか」という言葉があります。いい言葉ですね。フルサイズ機も持っていて、最近はスマホのカメラも進化しているので、「富士フィルム機だから、遊び要素強めの写真を撮らないと」と思いがちでしたが、日常使いではこういうクセの少ないのも一つ選択肢にあると幅が広がるのかも。ようやくマンネリ脱出か?

【撮影情報】
カメラ:X-T5
レンズ:Voigtlander NOKTON 35mm F1.2
撮影場所:栃木県 中禅寺湖(英国・伊国大使館別荘記念公園)
撮影日:2024/06/29

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