珍フィルムスナップ:STRIX VISION 100D(栃木・日光)
例年より遅くやってきた桜前線を追いかけて、今年は日光周辺の温泉街をいくつか回ってきました。ただ普通に撮影しても面白くないので、久しぶりにちょっと珍しいフィルムを使っています。
4 Silent Birdsというメーカーが販売している「STRIX VISION 100D」というフィルムを今回は使いました。元は映画用のシネマフィルムで、ハレーションが強く全体的にアンバー寄りな写りをします。今回の被写体は桜なので相性も良さそう。これにF1.4の標準レンズでフワフワなイメージの写真を目指して撮影してきました。
まずは桜メイン。ハレーションの影響か桜が輝いて浮かび上がってきます。普段デジカメだと電子シャッターがあるのでNDフィルタを使わないのですが、出発直後に思い出して急遽買ったのが正解でした。明るいところでは粒状感も少なく、アンバーな色味もレトロな雰囲気がでていい感じ。
ちょっと桜から目を離して、街スナップ撮影もしてみました。夕方という訳でもない時間帯でしたが、フィルムの色味がちょうど良くて雰囲気のある写りをしています。ちなみに桜と菜の花のぐるぐるに囲まれた後姿は、川治温泉の旅先案内人・かわじいです。吉本に出てきそう。
場所を移して鬼怒川温泉へ。最近は廃墟として有名な温泉街ですが、ここの温泉神社は桜の名所として知られています。夜にはライトアップも行っているのですが、ISO100のフィルムでは流石に厳しいのでまた別の機会で。
ちょっと前まで地方都市でのスナップ撮影にぶーたれていたのですが、都会の喧騒とはまた違うスナップが撮れるという意味ではこういうのもいいですね。桜の名所に人がそんなにいないというのも地方ならではだと思います。フィルム撮影は1枚撮るのにも時間かかりますし。
【撮影情報】
フィルム:STRIX VISION 100D
カメラ:minolta SRT Super
レンズ:MC Rokkor PG 50mm F1.4
Super Takumar 28mm F3.5
撮影場所:栃木県日光市・川治温泉/鬼怒川温泉
撮影日:2024/4/13
おまけ
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