マルチな才能に憧れます。
こんにちは、スキャット後藤です。フリーランスの作曲家です。
いつもドラマの劇伴などで歌ってもらってるボーカリストの彩夏子さんが、「Ghostnote」という音楽劇の脚本と作詞を手掛けられました。本日11/3からはじじまりました。サイトには「脚本・作詞/羊 初夏」って書いてあったので、ボーカリストの活動と名前を分けてるようです。
今年8月、下北沢の本多劇場で開催されたラバーガール単独ライブ「インフルエンサー」と彩夏子さんと一緒に観に行ったのです。このライブのオープニング曲を僕が担当し、彩夏子さんが歌ってくれてました。ひさしぶりに会ったので近況を聞いてみたら、「今、脚本書いていて、来月オーディションするんですよ」って言ってて、「え?彩夏子さん脚本書いてるの?!」ってなって。テレ東の「シナぷしゅ」って番組のオープニングをずっと歌ってたり、アイドルグループなどの歌唱指導もしてたり、モデル活動もやってたり、今回は脚本もやっていてマルチですごいと思いました。そういえば作詞もやってますね。彩夏子さん、Xだけ見てるとわからないですが、めちゃくちゃ映画が好きで、めちゃくちゃ映画詳しいです。
ちなみに僕が歌ってもらった「マカロンくん」というオリジナル曲は、Spotifyで4万再生いきました。彩夏子さんのおかげでたくさんの人が聴いてくださってます。ありがたいです。
僕はマルチな才能に憧れてます。音楽以外に何か才能がないものか?とよく考えます。何か特別、人より何かやってきたわけじゃないので探したところでないのですが、、、
でも考えてみたら、28年間この仕事してるけども作曲だけで食べてきたわけではないです。そもそも最初はゲーム会社でゲームのサウンド開発して音楽と効果音、両方作ってました。大手のゲーム会社だと音楽と効果音が分業のところもありますが、両方作ってる人が多いので、「どちらも制作してる」と言っても当たり前すぎて驚かれません。マルチな才能というにはちょっと違うかなと思います。ただし自分の武器にはなってます。例えば、、、
フリーランスになってから「龍が如く」のシリーズに効果音制作で8作ほど関わったり、任天堂のゲームでもムービー部分の半分を担当したり、多い時は年間200万円以上効果音仕事することもありました。
ゲーム業界で作曲と効果音制作する人はそこらへんに沢山いますが、ゲーム業界以外にいくと「珍しい人」になります。2004年に劇伴担当したテレビアニメ「ポストペットモモ便」という3分アニメでは音楽以外に効果も全て僕が担当しました。ごくごくたまにそういう仕事の受け方してる方がいて、例えば「THE IDOLM@STER」などが代表作の作曲家・佐々木宏人さんもショートアニメの音楽と効果を担当されたりしてます。彼もゲーム会社出身です。
音楽と効果音がつくれることで、こんな変わった仕事依頼も来ます。
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