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音楽教室2.0時代に実現できる生徒募集の自動化とは

さて、前回に続きまして、生徒募集の自動化のお話です。

とは言いましても、生徒募集に関わる全ての工程を自動化できるわけではありません。当たり前ですが、体験教室は先生がおこなわなければいけませんし、質問に答えるのも自動でおこなうわけにはいきません。
ただ、様々なツールを使いこなせば、ある程度の自動化は図れますので、その具体的なお話をさせていただきます。

まず、生徒募集の自動化で絶対に必要なのはホームページです。これが無いことには何も始まりません。
ただし、闇雲にどこかで無料ホームページを作成しても、検索されなければ意味がありません。
そして、内容が見にくい、分かりにくければ、せっかく検索されても閉じられてしまいます。
ホームページ制作と同時に最低限、以下の条件をホームページが満たす必要があります。

・ホームページが検索で上位になりやすくなっているか?

・スマホで見やすいレイアウトになっているか?

・問い合わせや体験教室申込をホームページ上でできるようにしているか?

・電話番号は乗せているか?

・教室の場所は分かりやすいか?

・レッスン風景や講師の写真など、人柄が表現できているか?

・レッスン回数や月謝など分かりやすく掲載されているか?

・検索上位表示対策(SEO)はおこなっているか?

以上の最低限の条件を満たすだけでも、周辺地域でホームページに力を入れている先生がさほどいなければ、自動的に体験教室の申込が来るようになり、生徒数は確実に増えます。

さて、ホームページでこれらの条件を満たしている教室は、もちろん会員の方々の中にもいらっしゃいます。ただし、これだけでは自動化とはいえません。もう少しアクセントを加えるとしたら、体験教室にお申込みをいただいた方には、自動でフォローメールが送られるようにしましょう。

よくネットショップで買い物をすると、自動ですぐにメールが返ってくると思います。あれがフォローメールと呼ばれるもので、使い方次第で、生徒募集に有効なツールとなります。

例えば、フォローメールの内容としては・・・
「体験教室お申込みありがとうございます」という御礼の文章から始まって、その後からが工夫の始まりです。

例えば、体験教室前にお客様が事前に知りたいと思える内容をQ&A方式で書いておくのも一つの方法です。

・月謝体系はどうなっているの?月謝はどう上がるの?

・発表会はあるの?参加はしなくてはならないの?

・楽器の準備はどうしたら良いの?

・駐車場は?教室まではどうやって行くの?

そして、もっと人間的な情報を書いてもいいと思います。

・先生の趣味は?

・生徒さんは平均何年くらい習うの?

Q&Aですので、Aの答えはドラマチックに描くと更に効果的です。例えば、生徒さんは平均何年くらい習うの?という問いに対する答えですが「個人差がありますが概ね〇〇年(←ここは先生が自由に考えてください)ですが、辞めてからも遊びに来てくれたりして、学校での悩みなどを打ち明ける駆け込み寺のようにもなっていますよ」という具合に、ただ単純に「〇〇年」と答えるのではなく、音楽教室に通ったことにより、習っている最中、そして辞めてからもこんな良いことがある、ということをPRするQ&Aにすると効果は倍増です。
フォローメールを読み、体験教室で先生と会う前に、先生に会う期待感が膨らみますので、体験教室からの入会率が一気に上昇します。

昔は、大手音楽教室ですと、この役目を営業マンが担っていたのですが、もちろん個人音楽教室では営業マンはいませんので、先生自身が営業マンにならなくてはいけません・・・と言いたいところですが、今の時代、あまりしつこくしすぎると、すぐに嫌気をさされる時代。ましてや、先生があまり営業マンになってしまうのも、憧れから離れた印象になってしまうので、こういう自動フォローメールを営業マン代わりに使うのがベストです。

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