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パースだ!ジェイムズだ!デューイだ!「怪談」について私が漠然と考えていたことは全部この人たちによってとうに考え尽くされていた

科学文明がここまで発達した現代でも、幽霊とか怪談とかオカルトは、悪いことばかりではない。ただし、たしかに「迷信」や「詐欺」と分類して廃棄すべきものもある。。。

つまり、社会にとって「よい怪談」と「わるい怪談」があるはずなのだ。

そしてその差異は(議論は難しいけど理屈の上では)、意見の違うものとの共存とかピースミール社会工学観点での有用性で判定されるのだろうな、、、

などとは、これまでも漠然と私は考えていましたが、

なんのことはない、最近、パース、ジェイムズ、デューイの「古典アメリカ哲学三人衆」の論文集を読んでいたら、私がなんとなく考えていたそういう発想はすべてこの人たちによってとっくに徹底されていたことに気づいた!もっと早くこの本に出会っていたかった。

ただしもちろんこの人たちは「怪談とは何か」というテーマでモノを考えていたわけではないのでw、「彼らの哲学を怪談論に応用したら何が言えるか」は自分で引き続き考えなくちゃいけない。

けど、「幽霊はいるかいないか」ではなく、「幽霊を信じる人と信じない人とのよい共存関係は?」という視点でモノを考える時、古典アメリカ哲学がこんなに強力だとは思わなんだ。強力であるがゆえの怖さもありますがね(シロクロをつけたがる、フランス哲学やドイツ哲学の愛好家からは、この三人衆はたぶん嫌われているのではないかと推測、、、)。

とにかくこの論文集、私にとってはおおいに「プラグマティックな」読書経験となりました!↓



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子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!