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「棚上げ」の本当の意味と心霊スポットに安易に行ってはいけない理由のこと:『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第36回

第36回は個々の怪談の怖さ面白さもさることながら、

怪談社の上間さんが挟んでくれた解説がとても勉強になった。

そうなんです。怪談も、名解説者が入ってくれると、とても学びに満ちたものになるのです。

それは、心霊スポットに安易な気持ちで乗り込んだ人が酷い目に遭う怪談がどうしてこんなに多いのか、という観点。

・日本語にいう「棚に上げる」というコトバは、実は「神棚にあげる」こと

・日本では霊を鎮めるとき、「神様として奉り、神棚にあげる」という方法をとる

・それはつまり、神様としたことで、もう「触らない」ということ

・「触らないこと」で鎮まっているものにわざわざ触れに行く、しかもイタズラ半分で触れに行くというのは、何か酷い目にあって当然といえる

なんだか教訓的でもあり、宗教的でもあり、日本語に対する雑学でもある名解説のおかげで、なんとも見応えのある回になっていたのでした。

さて今回の収録怪談は、

ひとり暮らし
帰り道
祝電
病院の木
富士の樹海

ゲスト怪談師は、今仁英輔さんと小島水青さんでした!

※この次の第37回からは、百物語スペシャルになるようです。



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