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【海外マンガ事情】西欧各国での日本マンガ・ご当地コミックの売れ筋ランキング分析(2019.08.26~2019.09.01):※イランと韓国からの発信の話

毎週の火曜か水曜にアップしている「各国のマンガ事情」ですが、今週はいろいろと立て込んだ為、土曜日になってしまいました。ともあれ集計が完了しましたので、先週の記事に引き続き、今週分(ほとんど先週分・・・)のデータ公表と考察を行いたいと思います!

■amazon.comでのアメリカご当地コミック売れ筋トップ20:イラン発コミックの好調と、日本での韓国文学ブームがパラレルに見える!

まずはアメコミの市場から!

先週に続いてイラン人作家が描いたコミック『ぺルセポリス』が第2位。そのうえ18位には同じ『ペルセポリス』のコンプリート版まで登場しました!

イランとアメリカの政治的な関係が緊迫するのと反比例で、イラン人作家のマンガがアメリカで売れ筋になっているという不思議!

以前、この現象を指摘した際、「同じように、日韓の関係悪化と反比例で、日本で韓国マンガのブームなんてのが起こったら、それも面白いですね」というようなことを言いましたが、なんと東洋経済の記事によると(マンガではありませんが)韓国文学が静かに売れ行き好調だとか

やっぱり「政治的に対立が深まる=ニュースが増える=逆説的に大衆文化が相手の国への興味を持つ」という隠れた相関があるのではないでしょうか?アメリカ対イラン、日本対韓国だけでなく、他のところでもこういう現象はあるのでしょうか。ちょっと面白い事例。今後も注意深く追いかけていきます。

※日本語版の『ペルセポリス』はコチラ!

※上記の東洋経済記事にある『82年生まれ、キム・ジヨン』はコチラ!

■amazon.comでの日本漫画売れ筋トップ20(2019/08/26~2019/09/01):ジョジョの圧倒的な強さはAmazon側のロジックの間違いか?

続いて、amazon.comの「日本マンガ」部門のランキングです。

なんてこった。ついに「うずまき」が3位にまで上がってきました

これは、北米で来年にアニメ化されるというニュースの効果があってのことかも?!

あの原作の雰囲気を果たしてアニメで表現できるのか、個人的には心配も大きいこの企画ですが、監督が長濱博史さんということで、楽しみな話であるのは確か

■amazon.jpでの売れ筋コミックトップ20(2019/08/26~2019/09/01):宇宙兄弟やっぱり強いな

最後にamazon.jpのほうのコミックランキングを基にした、「日本での売れ筋漫画」の集計です。

『応天の門』『働かないふたり』の好調ぶりは相変わらず。そこに今週になって割り込んできている『宇宙兄弟』は、やはり強いな。

今週は以上となります。また数値が揃ったところで、データ公表と考察を記事としてアップします。

子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!