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伊藤三巳華先生と黒史郎先生の共演が妙な味わいで面白かった『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第31回

『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第31回のゲスト怪談師は伊藤三巳華先生と黒史郎先生。

この二人が直接絡むトークをしたわけではないのですけど、

伊藤三巳華先生が、怪談をやりながらもあのポップキュートな絵柄に落ち着いた、という来歴の話をしている隣で、

黒史郎先生が「知名度が上がってきたか?」という問いかけに「最近、キモチワルイとよく言われるようになった」と答えていたのが、なんか、対比的で面白かった。でも怪談作家さんが「キモチワルイ」とよく言われるようになったというのはきっと褒め言葉ですよね?!がんばれ黒史郎先生。

今回の収録怪談は、

のぞくな
通夜の晩
友達と海
金縛り
友達と愛人

の五本。

だが今回は黒史郎先生の持ってきた「通夜の晩」と「金縛り」が白眉!語りも絶好調で、よかった。

黒史郎先生は怪談師というよりは、「へんなハナシをたくさん知っている愉快なヒト」という感じがして面白い。ご本人が目指しているイメージと一致しているかはわからないけど。でも「金縛り」なんて抜群のユーモア怪談だと思いましたわ。司会の狩野英孝さんが指摘したように、「まさか、その幽霊の生前の名前が、コマリ・マスヨさんだったとか?」とツッコミたくて仕方なくなる怪談。はい、私もその可能性(単に幽霊の本名だったw)を考えた。

トラウマとか、恐怖感とかいう意味ではなく、「なんなんだその変なハナシは?!」というインパクトのせいで、「コマリ・マスヨ」というあの謎のイントネーションが耳について離れなくなってしまう、妙に後を引く怪談だったのでしたw


子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!