【トルコ語学習ノート】遊牧民族の眼で世界史を見る為の参考書:『文明の生態史観』を読み直す!
亡くなった梅棹忠夫先生の代表作のひとつ、『文明の生態史観』。トルコ人の気持ちを理解する為に、遊牧民族の歴史・文化を知ろう!という試みをしている私、学生時代以来、ひさびさに本書を引っ張り出してきましたが、やはり名著ですね!
ただし、古い本であり、かつ梅棹忠夫先生自身も遊牧民側の専門家ではなかったので、今の私から見ると(僭越ながら)言いたいこともいろいろあります。
梅棹忠夫先生の本書での主張は、ざっくりとまとめると以下の通り。
・中世の世界史における最大の事件は、遊牧民族帝