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Scalesのものがたり料理教室

料理研究家のスケイル(Scales)の料理を、詳しくレシピ解説付きでたっぷり紹介いたします。季節の旬を存分に感じられる身近でありながらちょっと特別な料理、またお酒のこと、テーブル… もっと読む
Scalesの語り口で、素材の意外な組み合わせの発見、読んで美味しい、作って美味しい。 ワクワクす… もっと詳しく
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玉ねぎジャムとチーズの春巻き(お酒にぴったり呑み春巻き、おやつにも)

春巻きの皮というものは、とてもとても万能。(もしかしたら、どこかで言ったかもしれないけれど、実際いつも言っているから、もう何度でも言う) うちは春巻きの皮を冷凍にして常備している。なんだって余った野菜や果物、お惣菜も巻いて揚げれば一品になるから。最近はミニサイズも売っているから使いやすい。余った皮はラップにしっかり包んでまた冷凍にしておけばよし。 今日は、玉ねぎジャムとチーズの春巻き、玉ねぎは普通のものでも、瑞々しい新玉でもいい。しっかり火を通して玉ねぎ特有のくさみはなし、

食菊と春菊のナムル(丼にしてもおいしい、きれいなナムル)

食菊はどのスーパーでも売っている日本の元祖エディブルフラワー、すこし火を入れたときの柔らかくやさしい歯ごたえや口当たりは、なんというかその、赤ちゃんのほっぺや、インコの頭や、子犬の肉球とか、触れたときに優しい気持ちになってしまう部類の「やさしさ」備えてる感じがする。まぁそのエモい歯ごたえしてるんです。 食菊と春菊の爽やかな苦味を生かして、ナムルに仕立てましょう。ご飯との相性もとっても良いですよ。付け合わせはイクラも良いし、卵黄の醤油漬けを上に乗せてもいいですね(なくてもおい

柿と洋梨の甘辛サラダ(秋の果物を甘辛サラダにまとめて)

もう12月ですね。今年も色々とあった、、なんだかありすぎましたね。 ここ2、3数年は時代の変化が激しすぎて。 人生の、たかだか八十年ほどの短いあいだ ただ、季節が、雨や土や風が、この世界が差し出してくれたものに ともに喜び慈しんでいればいいのに 争ったり、奪ったり、壊す必要がどこにあるのか なんて、我思う一年でした。 来年は少しでもこの世に幸せが増えていることを願うばかり、ほんとに さて、今日はこの季節らしい柿と梨の甘辛サラダ、柿のコリコリと(固めの柿がおすすめ)、洋梨

ルバーブと赤紫蘇のコンフィチュール、甘酸っぱくて花のような味わいのコンフィチュール(今日はリコッタチーズに添えてアペロに🍷)

初夏から夏の食材は楽しい、そしてとてもとても忙しい。わずかな期間しかお目にかかれない食材が多いから。ルバーブと赤紫蘇も然り、時期同じくして相性の良い食材だから、こうしたコンフィチュールにしておくと長い時間楽しめて良い。

赤紫蘇と薔薇のジュース(梅雨の時期恒例の自家製赤紫蘇ジュースにバラの移り香を加えて芳しく🥀)

ローズマリーと塩昆布とパン粉のパスタ (よく見るYouTube動画の紹介も)

【コラム】「よく見る動画はなに?」 に時代を感じる。 「よく見る動画ありますか?」 最近、そんな話題に触れることが多くなってきた気がします。 ひと昔前は「よく見るテレビって何?」あるいは「雑誌って何?」みたいな気がするけど、気がつけば別のものに取って変わっている。ほんとうに時代の流れを感じる。 語れるほど熱心なYouTubeユーザーかはわからないけれど(多分違う)、私にも好きなチャンネル、あります、あります。その中でいくつかご紹介。

バジル、ブルーベリーのパウンドケーキ

バジルの緑とブルーベリーの鮮やかな紫色。 バジルとブルーベリーに小麦粉は意外に相性が良いのです。この組み合わせ大好き。 拙著でもバジルとブルーベリーのスコーンを載せていますのでよろしければそちらもご覧ください。 そうそう、ヨモギもこのようにパウンドケーキにすると美味しいんですよ。ただ、市販の乾燥ヨモギは風味が弱めなので、やっぱりこの季節自生するよもぎで作るのが一番いい。安曇野あたりにヨモギ狩り(というものがあるのかわからないけど)に行きたいなぁ。山菜採り、大好きなんですよ。

鮪とカンパチの生ハム、柿とアボカドに添えて

魚で生ハムを作ると、これがとても美味しい。なんせ日本には新鮮な魚(お刺身)があるから、こんな風にいただくことができてしまう幸せがあるのです。今日はとろんとおいしい、マグロとカンパチで。 そのままでも、もちろん美味しいけれど、柿とアボカドを添えれば、とくに日本酒や白ワインにぴったりのおつまみになる。お刺身でいただくのとはまた違う、最高に美味しさ、ぜひ試してほしいです。

金柑と人参とピスタチオのラペ

あれ、お店にもう金柑が出ている。それはそうか、もう12月だものね。 待ち遠しいと思っている食材も案外すぐに旬がやってくる。 金柑、柿も、みかんも、いちごも楽しい冬。 大事なのは、旬の一番美味しい時にいただくこと。 いつもの人参のラペもこんなふうに金柑を使うと、それ自体が調味料のような、ソースのような役割になる。ピスタチオはアクセントに。柑橘の爽やかな味わいをまとって、いつもの料理に季節の変化を。

焼きネギのバルサミコ煮、マスカルポーネ添え

去年に「玉ねぎのバルサミコロースト マスカルポーネを添えて」というレシピをあげたけれど、長ネギの美味しさでこれが出来ないかなと、色々研究していた。長ネギは繊維が多いので、料理方法が変わるけれど(焼くと硬くなってしまうんですよね)これもまた玉ねぎとまた違った美味しさ引き出せる。 それにしても、野菜とバルサミコとの相性はすごいね。ネギっていうのは、料理方法は和食か中華が主になるかもしれませんが、こういった味付けもかなりおいしい。 温かいままでもおいしいけれど、ぜひ冷製でもいただい

サツマイモと豚肉のコチュジャンバジル炒め

三寒四温というと逆になり間違いですが、夏から秋にかけてもなんだか暑い寒いを行き来して秋めいてくる今年、しかし秋が来るのが毎年早くなっている気がします。以前はは10月上旬に(決まって7日〜10日あたり)にぐっと気温が下がり、風邪を引く人が続出していた記憶がありますけれど。。 秋をイメージするサツマイモは私の好きな食材上位に入ります、シンプルな焼き芋がなんとも好きだけれど、甘辛く味付けするのもかなり好きであります、サツマイモにバジルにコチュシャン、想像しにくい組み合わせですが、前

茹で鶏とトマトのココナッツ冷やし素麺  コリアンダーオイルをかけて

暑い暑い日々、いかがお過ごしでしょうか。出かけるのもままならない2度目の夏。こんなにもお天気が続くのに私も御多分に漏れず毎日家に居ますが、そんな中でもささやかな幸せは、毎日布団を干すこと(羽毛のかけ布団とベットマットです)。日本の夏は湿気が多いので(そして人間は就寝中かなり汗をかくらしい)布団が少しでもしんなりすると気持ちが良くないんですよね。。今までは週1ペースの布団乾燥機が必須でしたが、外に干すと機械では得られないお日様の匂いというか、残り香がつくのがなんとも好き。カバー

豚のミルクティー煮

こっくりしたミルクの味わいと、紅茶の香ばしさ纏った豚肉のひと皿。 じっくり煮込んで柔らかくなった味わいの中に紅茶の香りが素敵です。 材料もシンプル。放っておけば出来てしまうので煮込みって良いですよね。

マッシュルームの(最強)タプナード

キノコ類というのはすごい、そのままよりも乾燥させたり炒めたりすれば旨味が何倍にも倍増する。本当に料理向きな食材である。 タプナードは、一般的にオリーブ(黒)、アンチョビ、オリーブオイル、にんにく、ケッパーが主たる材料で、もちろんそれだけでも十分美味しいけど、ここにちょっとマッシュルームを加えてみると、オリーブの旨味を生かしたまま旨味が倍増して、最強(私調べ)のタプナードになるのでぜひ記しておきたい。 そしてこのソース、こうしてバゲットにつけるだけで最高なのだけど、汎用性の広