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欧州出張記@SOC(その3:Knights of Nordics)


2022年11月15日、16日
Knights of NordicsとはEnter Espoo社が年に一回開催するスタートアップ投資家向けのイベントです。

僕たちは"NOKIA EXECUTIVE EXPERIENCE CENTER"で行われたピッチイベントと"HOUSE OF NOBILITY"で行われた夕食会に参加しました。

フィンランドにはどのようなスタートアップがいるのか?どんな雰囲気でピッチイベントが行われるのか?スタートアップと投資家が集まる夕食会ってどんな感じ?など、色々な興味を持って参加しました。

ピッチイベント(11月15日)

ピッチイベントは"NOKIA EXECUTIVE EXPERIENCE CENTER"で開催されました。

"NOKIA EXECUTIVE EXPERIENCE CENTER"

登壇したスタートアップは4分野、45社による合計約643Mドル(約863億円)です。

  • Smart City & New Space

  • Sustainable & Circular Economy

  • Health Tech & Happiness

  • ICT, AI & Big Data

各社数分のピッチが行われ、途中休憩では彼らのブースに立ち寄って質問をすることができます。またネットワーキングも盛んで、隣席との情報交換はよく行われていました。

ピッチの様子
ブーススペース

ビジネスはハードウェア系が多く、DAOなどのネット系ほとんどありませんでした。(ちなみにAIは標準装備に近い形で活用されている)

面白そうな何社かに質問しましたが、短いピッチだけではわからないソリューションの優位性などをじっくり聞くことができ、それだけ近い距離でスタートアップと会話をできることに大きな意味を感じました。

登壇したスタートアップは荒削りな会社が多かった印象ですが、逆にそういう荒削りなスタートアップを集めたイベントを「NOKIA」で実施できることが凄いと思い、イノベーションエコシステムの一員として役割を果たそうとするNOKIAの本気度を感じることができました。

さらに印象的だったのはピッチが全て英語で行われていたことです。
フィンランドの母国語はフィンランド語、スウェーデン語、サーメ語と複数ありますが英語は含まれておりません。
登壇者もネイティブはほとんどおらず(ときにはかなり癖のある)英語でピッチを行っていました。

フィンランドは自国にイノベーションを集めるために、ピッチを母国語でない英語で行っています。そうすることで海外からのイノベーションを集めようと本気で考えているのだなと思いました。(日本が日本語でピッチしていても海外は注目しない)
そうすることで、フィンランドを媒介にイノベーションはさらに海外に広がっていきます。
イノベーションに限らず、オープンな風土を本質的に築きたいのであれば、英語でやることは最低条件だと強く感じました。

夕食会(11月16日)

夕食会は"HOUSE OF NOBILITY"という宮殿!のような場所で行われたイベントです。(フィンランドで最も権威のある会場とのこと)

"HOUSE OF NOBILITY"

ドレスコードはダークスーツとなっており、僕たちはこのために全員スーツを新調しました!
そんな馬子にも衣装のような感じで、世界中の一流の投資家たちが集まった、今まで経験したことのない夕食会でした。
(写真から少しでも雰囲気が伝われば幸いです!)

内部も当然格式高い
出席者たちと(その1)
出席者たちと(その2)
出席者たちと(その3)

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