SCALE OUT CORP

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最近の記事

欧州出張記@SOC(その7:Yves Pigneur氏)

2022年11月21日 僕たちはIMDでランチをご馳走になったあと、ローザンヌ大学にてYves Pigneur氏と会いました。 Yves Pigneur氏は、2010 年にAlexander Osterwalder氏との共著にて「ビジネスモデルジェネレーション」を執筆した超大御所です。 現在、そこから生まれた「ビジネスモデルキャンバス」は世界中のあらゆるビジネスシーンで使われており、まさに共通言語となっています。 ビジネスモデルキャンバスとアントレプレナーシップ僕たちがイノ

    • 欧州出張記@SOC(その6:IMD)

      2022年11月21日 僕たちはヘルシンキでの素晴らしい体験と出会いに別れを告げ、スイスのローザンヌへと移動しました。 ローザンヌでは、IMD北東アジア代表の高津尚志さんのご厚意により、IMD教授にお話を聞くことができました。 IMDでは、以下の教授からお話を聞くことができました。 John Evans氏(Campus tour)、Igor Karpachev氏、Jim Pulcrano氏、Benoit Leleux氏、Alonso Giannoni氏 それぞれの教授とのセ

      • 欧州出張記@SOC(その5:Slushサイドイベント)

        2022年11月17日 (その3:Slushとは日付が前後していますが、構成の都合でその4になっています) この時期のヘルシンキでは、Slushに関連してたくさんのサイドイベントが開かれています。 僕たちはその中でもNinjaNight @ Slush '22、Beers & Burgers with Barcelona at Slushに参加しました。 NinjaNight @ Slush '22NinjaNight @ Slush '22は、日本のディープテックファンド

        • 欧州出張記@SOC(その4:Slush)

          2022年11月17日 いよいよ欧州出張の最大の目玉Slushです! 僕たちは、このSlushが持つエネルギーの仕組みや仕掛けを知りたいと思って参加しました。 Slushでは何を見るべきか?Slushはとても魅力的なイベントです。 イベント会場は4ヶ所もあって常に何かしらのイベントが行われているし、たくさんの企業ブースも設置されています。 また、スタートアップからプレゼンを受けるためのマッチングプラットフォームも用意されていて、何社からも話を聞くことができます。 また最後

        欧州出張記@SOC(その7:Yves Pigneur氏)

          欧州出張記@SOC(その3:Knights of Nordics)

          2022年11月15日、16日 Knights of NordicsとはEnter Espoo社が年に一回開催するスタートアップ投資家向けのイベントです。 僕たちは"NOKIA EXECUTIVE EXPERIENCE CENTER"で行われたピッチイベントと"HOUSE OF NOBILITY"で行われた夕食会に参加しました。 フィンランドにはどのようなスタートアップがいるのか?どんな雰囲気でピッチイベントが行われるのか?スタートアップと投資家が集まる夕食会ってどんな感

          欧州出張記@SOC(その3:Knights of Nordics)

          欧州出張記@SOC(その2:アールト大学見学)

          2022年11月16日 アールト大学ツアーに参加しました。 9:00〜10:20  エスポー市、VTT、アールト大学による説明 10:20〜12:00 A-Grid、Design Factoryの見学 12:00〜13:00 Startup Saunaの見学 フィンランドは約338㎢の国土(日本の約0.9倍)に、約550万人の人口(日本の約4%)でありながら、一人当たりGDPは53,982$(日本の約1.37倍)となっています。 その原動力となっているのはイノベーションを

          欧州出張記@SOC(その2:アールト大学見学)

          欧州出張記@SOC(その1:EnterEspoo社訪問)

          2022年11月15日 EnterEspoo社のシニアビジネスアドバイザー清水眞弓さんを伺いました。 (EnterEspoo社はエスポー市のイノベーション支援組織です) EnterEspoo社がどうやってイノベーションエコサイクルを回しているのか、というのが僕たちの興味でした。 エスポー市が推進するイノベーション・エコシステム「Espoo Innovation Garden」では、ガーデナー(gardener=庭師)と呼ばれる人たちがスタートアップの触媒としてイノベーショ

          欧州出張記@SOC(その1:EnterEspoo社訪問)

          欧州出張記@SOC(目次)

          スケールアウトでは、11月14日〜23日にかけてフィンランドとスイスに出張しました。そこでは日本では出会うことはない人々と出会い、様々な刺激を受け沢山のことを学び感じることができました。 僕たちだけでそれを留めておくのは勿体無い、ぜひ感じたことをシェアして日本にもフィンランドやスイスのイノベーション文化を浸透させたい、と思ったのでnoteで共有します! なお、先立って欧州出張から感じた重要なこと「われわれは煎じ詰めるところなにを感じ、何を学んだのか、それは日本のイノベーシ

          欧州出張記@SOC(目次)

          エフェクチュエーションとデザイン思考の意外な接点。

          前回はThomas Both(スタンフォード大学d.schoolファカルティー)と我々がどんなアウトプットを期待してエフェクチュエーションとデザイン思考を繋げたのかご紹介しました。 今回は、エフェクチュエーションとデザイン思考を融合するにあたり、その「つなぎ目」についてどんな議論がThomasとの間にあったか、一部ご紹介したいと思います。 Thomasがデザイン思考の概念を説明する時によく「カメラ」の仕組みを比喩として持ち出します。「被写体にカメラを向け、レンズを通して、

          エフェクチュエーションとデザイン思考の意外な接点。

          ヨーロッパの懐ふかさ

          スケールアウトは主に米国西海岸ばかり出張の対象にしてきたが、先月めずらしくロンドン〜ヘルシンキ〜ローザンヌをめぐる出張をして感じたことがあるので素描的に報告させていただく。 (1)English as a Second Language 今回ロンドンでは当地を本社とするグローバル企業をクライアントとして経営幹部を集めたイノベーションワークショップを行ったが、大変刺激的だった。ワークショップに参加したのは現地参加15名+オンライン参加10名くらいだったけど、ロンドン本社の企

          ヨーロッパの懐ふかさ

          Effectuate for Design 世界初トライアルの開催報告

          Thomas Both氏(スタンフォード大学d.schoolファカルティー)と飯野 将人・山形 啓二郎(Scale Out社共同代表)の3名が共同開発したEffectuate for Design(エフェクチュエーション×デザイン思考のアイデア発想)の世界初プロトタイピングを行いました。 10社30名が集まりリアルな場での他流試合は大盛りあがり。改めて対面で顔を合わせながらやることのパワーを感じました。 参加者からは「自社内のアイデア出しに活用してみたい!」など相談をいた

          Effectuate for Design 世界初トライアルの開催報告

          コロナ禍の海外出張 ~日本帰国編~

          ※本編は「コロナ禍の海外出張〜日本出国編〜」の続編です。 前編とCESレポートの通り、二名ともスムーズに米国に入国出来てCESの出展も無事終えられました。その後いくつか予定があり6日間強制隔離が必要となるカルフォルニア州(2022年1月13日時点)に立ち寄った後、帰路についたので本編は現地の国内移動 ~ 帰国までの手続き ~ 帰国後隔離までのプロセスについてまとめていく。 「隔離生活」も含む予定であったが、本編だけで思った以上にボリュームがあるため、全三編でまとめることに

          コロナ禍の海外出張 ~日本帰国編~

          CES2022潜入レポート!

          オミクロン株の逆風をおしてCES 2022に潜入してきました! 私達は投資先スタートアップD’Artsの支援のためCES 2022を訪れましたが、ついでに見て回ったので、我々の超・主観的なレポートをお届けします。 ご存知ない人のために。CESは世界最大級のテック・イノベーションの見本市で、毎年年初にConsumer Technology Association(CTA)主催でラスベガスで開催されるイベントです。 2021年は全面オンライン開催だったので、今年は2年ぶりの

          CES2022潜入レポート!

          コロナ禍の海外出張 〜日本出国編~

          毎年1月にラスベガスで開催される「CES」と呼ばれる世界最大級のテックイベントに我々の投資先が出展することになり、オミクロン株が猛威を奮いやや無謀とも思われる中ではあったものの、海外出張を敢行することにしました。 山形も飯野もコロナ禍前は海外出張慣れしていますが、今回の出張は平時とは勝手が異なり、まとまった情報も少なく、悪戦苦闘の連続であったことから、同様に海外出張する人の参考になればと思い筆を取りました。 CESのレポートも別途アップしますので、そちらも楽しみにしていた

          コロナ禍の海外出張 〜日本出国編~