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社長のひとりごと(13)

『気づきの力』
介護の仕事もそうですが、サービス業には「気づきの力」がとても大切です。
お客様が何を欲していらっしゃるのか、体調に変化はないか、それらの情報を向き合う相手の発している信号として、ちょっとした仕草や表情など様々な言動から素早く読み取る能力が求められます。

不思議なのは、目の前にある情報源は同じはずなのに、ちょっとしたシグナルを汲み取る力のある人とない人では、得られる情報量に雲泥の差があるということ。
人間とは不思議なもので、視覚的に入ってくる情報の量が多過ぎるため、それぞれがフィルターをかけて、自分に必要としている情報量しか取得しないよう調整をしていきます。

結果、人は見たいものだけを見て、聴きたい話だけを聴きます。
この「見たいもの」の中にお客様からの細かな信号が含まれるようにするには、どうやって情報を読み取っていく必要があるのか。
気づきとは、比較から生じるものだと思っています。バイタルチェックなどはその最たるもので、「正常値」を知っているからこそ「異常値」の発見ができます。

向き合う相手のいつもの状態を把握できていれば、「いつもと違うこと」に気づくことができます。
把握するためには、やはり相手への関心を払うこと。好きな子のことは何でも見逃すまいと相手に全身全霊をもって集中します。同じような向き合い方をサービスを通して、お客様にできるかどうか。
結局は、愛をもって向き合う人が一番気づくのだと思います。

具体的な、気づきの感性の育み方を学びたい人は、是非当社に入社していただければと思います(笑)