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【産業WG】コプロスさんの新卒採用に向けた取組み

株式会社コプロスは下関市長府安養寺に本社を置く、創業70年以上の伝統ある企業です。

近年、なかなか若手が集まらない建設業において、株式会社コプロスでは新卒エントリー数874人を実現しました。

そこで、下関市スマートシティ推進協議会のメンバーで、新卒採用に向けて取組まれた宮崎隆司専務取締役のもとを訪ね、その実現にある裏側を教えていただきました。その内容を少しご紹介します。

オンライン採用や社員研修を行う新社屋で
真剣に聞き入る協議会メンバー

きっかけは、宮崎専務が入社した2013年、社員の平均年齢が高く、将来への危機感を覚えたことから、新卒採用へ乗り出しました。
しかしながら、当時は建設業で新卒者を採用することは非常に難しく、せっかく入社した若手社員も同世代が少ないこともあって離職してしまいました。
そこで、特に社員教育や若い人から魅力的に感じてもらう風土作りに力を注いだそうです。

一つには、若者が持つ建設業のマイナスイメージを払拭し、働く姿がイメージできるよう、SNSを積極的に活用しました。
特に、SNSを若手社員が発信することでSNS採用がうまく回りだし、若い人が若い人を呼ぶ体制が作られました。

また、5年で1人前に育成する社内教育プログラムを策定したり、若手主体の新規事業を事業化するなど、同時に若手社員が面白いことができる環境を整えていったことも要因のひとつです。

今では、ほどんどの若手社員が「建設業のコプロス」に入ったのではなく、「何か面白いことができる会社」に入ったと答えるそう。

こうして今では年間新卒採用数10人、新卒年間エントリー数874人、マイナビPVランキングでは、なんと山口県エリアで第1位を獲得するなど、若い人から見て魅力を感じてもらえる企業になったのです。


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