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望んでいたフルリモートとストレスと時間の尊さについて。ストレスフリーな状態に、なんで不安を感じているんだろう

4月に転職し、ほぼフルリモートとなった。
オフラインでやるイベントか、飲み会の時に出社するくらいで9割はリモートで働いている。

コロナになってからリモートワークで感染対策を行う企業が増える中、前職は経営陣がリモート否定派で週2〜3は出社していた。(今は週4らしい)
社員がリモートの比率や、働き方のアイデアを伝えても緊急事態宣言に合わせて機会的にリモート可能回数が決められていた。
当時はそういう頭の硬さが無駄に感じていたし、名の知れた企業ではフルリモートで地方移住なんて話も聞いていたから、なおさらフルリモートという選択肢に憧れがあった。

もちろん、仲の良い上司や同期、後輩がいたので出社したらしたで楽しかった。でも、会える頻度が減ったことによってランチの回数が増えて出社のたびに出費が嵩んだり、「せっかく出勤が被ってるから」と雑談の時間が多くとられたりすることが嫌だった。(仕事の愚痴も、同じことの繰り返しで嫌だった)

なので、現職に入社する時はリモートの頻度をある程度決められて、今後も継続する可能性の高い会社を選ぼうと思っていた。運良く、強制の出社がほぼない会社に入社できた。MTGの頻度もそれなりにあるし、イベントもあるので孤独感はあまり感じていない。(交流量が少なく感じることはあるけれど)

そうなったら、今度はストレスが全くない生活が始まった。仕事のことで多少ストレスはあるものの、些細なことだ。朝は主人が出勤するのを見送って、そのまますぐに出勤の連絡。たまに挟む休憩のタイミングで家事を行いつつ、仕事も進める。皆合理的に仕事を進めるので、ストレスが全くない。しかも、優しい人が多いので困ったら助けてくれる心理的安全性の高い環境だ。

そういう状態になると、悩んだり嫌なことに頭を使わないので、自分は暇なんじゃないか?と感じることが増えた。
通勤もなく、MTGくらいでしか人とも関わらず、職場は家。家事も滞りなくできている。理想としていた状態で働けているのに、家にいる時間の尊さを感じなくなって、あまつさえ不安を感じるようになった。なんてことだ。

人に話せば「羨ましい」って言われる状態なんだと思う。でも、会社を変え、望んでいた環境が手に入ったというのに、何が不安なんだろうと自分でも思う。フルタイムで仕事もして、平均的な年収をもらって、家のこともしっかりやっているのに、何もやってないような気がしてしまう。思いがけない悩みだった。

なぜそう思うようになったかというと、まず、スマホを触る時間が増えたように感じている。通勤による場面の切り替えがないから、時間の区切りなくスマホを触っているように感じてしまう。(触っている時間は変わらないはずなのに)
そして、自分で負荷をかけて過ごさないと楽なことばかりやってしまう。通勤が運動になっていた分運動量は減るので、ジムや宅トレで運動量を増やさないといけないし、外に出ることもない。
となると、自分から刺激を取りに行かないとダメになると危機感を感じて不安になっているのかもしれない。

限られた時間で家事をやって、スマホを触っていたことに尊さを感じることになるなんて。それでも、今の生活の方が良いと思えるので転職したのは良かったと思っている。でも、余っているように感じる時間を有効活用しないと後悔する日が来そうなので、自分を律して何かしようと思う。そんなとりとめもない悩みの話。

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