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サンクコスト


僕は老人ホームで働いている。

今日は
ウェブで認知症に対するセミナーを受けていた。

2時間半となかなかの時間だが、
うちのホームでも認知症状で
対応に困っている入居者さんは少なからずいる。

そんな方々の援助の切り口になれば…
と、ワクワクしながら受けていた。



結果、

結局は、人として接する。

ということに尽きる。

と、再認識しただけだった。


響いたのは、
若年性アルツハイマー病の当事者の方の声。

その方の奥様にすら、
『危ないから火は使わないで。』と言われる。
一緒に住んでいる方から。

奥様からからすれば、
本人を傷つけたくない。

わかる。

大事な人だからこそ、

今すでに傷ついてるだろう、
その傷を広げたくはない。


でも、本人からすれば、
できることをしたい。
見守って欲しい。


役に立ちたいのは、僕も一緒。

人間ですから。
おんなじですから。

当事者の生の声というのは、
聞くべきだな、と思った。





それから後は
えらい(のだろう)、
お医者さんかな?


『認知症だからって
何もできないわけじゃない…』

『その人は支援の対象者じゃない、
チームの一員だ…』

『その人にできることを…』

と、おっしゃっていた。









分かっとるわーい!










それが難しいから、
こんなに悩んでるんですよ。

もっと現場に役立つ内容を期待してたけど、
…なんというか、
初心者向けの内容だったのかもしれない。



この2時間半で
毎日おむつ外す方の対応考えたかった…



サンクコスト。

切り上げるのって、なかなか難しい(T ^ T)





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