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思い込み

僕は老人ホームで働いている。

今日は思い込みの話。



思い込むことって、皆さんありますよね。




いやあるはず。




あるよ。





ぼくはまぁまぁ思い込む事が多いんだけど、

思い込んでるときって、
思い込んでるから間違いに気づかないけど、

間違いに気付いたあとは、

『なんじゃこりゃあ!?』

と自分でもその間違いに驚く事がある。



皆さんもそうですよね、うんうん。





で、今日は僕じゃなくて

僕のホームの職員さんの話。

(僕の話はまた後日書きます。)



この職員さんも、
まぁまぁ思い込みが激しくて、
よくやらかしておられるんだけども。

(ちなみに僕はこの方好きです。)



エピソード①

最近退職なさる職員さんがいて、
みんなでお金を集めた。

その思い込む職員さんが
お金を集めてくれて、
お渡しするための封筒の手配もしてくださった。

(退職のときも祝儀袋というのだろうか?)




さていよいよ退職の日、

渡すはずの封筒を受け取ると、

封筒の真ん中に
退職なさる方の名前が書いてあった。




ん?何がダメなの?

って一瞬なるんだけど、

あそこって、
渡される側の名前じゃなくて、
渡す側の名前を書くんですよね。

【〇〇老人ホーム職員一同】みたいな。



実は僕は気付かなくて、

ほかの職員さんが、

『なんでやねん?!』

となってくれて。

渡される側の職員さんが来る直前で
名前を書き直すことになった。

思い込みって怖い。



エピソード②

うちは食事の時は、
移れる方は車いすから椅子へ
移っていただくようにしている。

車いすは、基本移動のためのもの。
腕を置く肘掛が当たってテーブルから遠くなったり、
座面が薄く、姿勢が保ち難かったりするので。

みんなじゃないですよ。
人によって。

何人か、そういう風に、
椅子に移って食事をして、
食べ終わったら車いすに移る方がいる。


なんとなくお気づきかもしれないけども、

そう、違う方の車いすに移乗して、
部屋まで帰ってしまい、

違う方を移乗しようとして、

『あれ?車いすないやん?』って言う。


思い込みって怖い。







介護の現場、
思い込みで利用者さんに
不利益を与えてしまったり、
大変な事故につながる可能性も
もちろんある。


でも、
思い込むって、
プラスにもなって、


人に注意をするのって
結構怖い事だけど、

『言えばわかってくれる』
と思い込むことで口に出す力になったり。


僕はやればできる、
と思い込むことで、


時間内に仕事を終わらせる集中力が
発揮できたりする。




思い込むことって、
失敗にもなるけど、

大きな力(笑い)にもなるよね、という話。







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