介護事業所の倒産

今日は介護事業所の倒産について取り上げようと思う。


1月16日CBニュースに取り上げられている記事で老人福祉事業の倒産が過去最大の96件、帝国データ調べと言う記事と1月8日こちらは東京商工リサーチが元のデータを提供しているどちらの記事も昨年100件程度の事業所が倒産したと言うことを伝えている。


記事にはその内訳も出ていて、訪問介護が58件デイサービス等が32件、有料老人ホームが11件その他が10件と言う所だ。
訪問介護事業所が半分以上占めておりよくわかる。
また事業規模でも全体の90%程度が資本金1千万円未満の零細規模だ

また倒産の背景については、人手不足が取り上げられている。
先日私もノートに記したが、訪問介護の有効求人倍率が13%を超えているやはり訪問介護事業所にとっては利用者のニーズはあるが職員の手配ができず結局倒産や廃業に追い込まれているのだと思う。

この2つの記事で取り上げられているのは倒産と言う括りだが、実際には廃業を選択する事業所は多く存在している。
私の周りでも事業を辞めると言う事はよく聞く話だ。

高齢者の人口は増えており、これに伴い介護が必要な人も当然増えている。
介護事業所にとってはこれは良い傾向にあるにもかかわらず、倒産や廃業の事業所が増えていると言うのはやはり課題が大きい事がうかがえる。

古い記事にはなるが2018年7月25日に同じくジョイントで取り上げられている記事によると訪問介護の事業所数は減少傾向にある全国で2012年に30,272件だと訪問介護の事業所は2016年33,440語圏まで増加しているが翌2017年には33,284件と言うふうに減少していることになる。
またデイに関しても2015年から2017年までは43,000円台と言うことでほぼ横ばいと言える数字だ。

こういった厳しい状況の中どのように事業所を運営していけば良いのか、生き残るためにどのような方策をとるべきなのか。
そういった経営者の悩みに応えるための講習会を大阪介護福祉事業者協同組合では企画している。

2月27日松田耕一先生を招いて介護事業所の経営者向けの経営セミナーを行います。

松田耕一先生は、アパレル業界の出身で独自の視点で介護事業を行っておられます。
経営マネジメントや、従業員との関係、サービス向上の取り組み、営業方法などすでに
実績のある内容を伝授いただけます。
Podcastなどの配信も行われています。
今回の講習ではそのノウハウを惜しみなく披露していただけると思います。
また、事前に募集したすべての質問にお答えいただけると言う事ですので、現在の事業上で困っていることなどこれまでに気づかなかった視点でのアドバイスをいただけると思います。
下のフォームからぜひお申し込みください


https://forms.office.com/Pages/DesignPage.aspx#FormId=hwWjEwqONkClnkZplGNSIauj_Zfh13FOvMd7VHrAMJBUMUVTOTRJU1dBQzJPSlY1NDVSQTVPWENHTy4u&FlexPane=SendForm

介護事業所の経営者、管理者向け
外資系アパレルメーカーのトップセールスマンであった松田が、介護・福祉事業経営実践を通じて培ってきた経営ノウハウをまとめた組織運営や営業に関する研修

日時 令和2年2月27日木曜日
   14時30分から16時30分(14時受付開始)
場所 クレオ大阪中央
   大阪市天王寺区上汐5-6-25
   http://www.creo-osaka.or.jp/chuou/index.html
講師 松田耕一氏
費用 七千円(組合員は三千円)

支払依頼書・受講票はメールでお送りします。


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