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NPO法人代表の日常 地域の財産とは

まず地域の財産は子供だと思う。今の時代、その地域に子供がどのくらいいるかで価値が決まるといっても過言ではない。

財産は何かというと将来の不安に対する担保だと思う。財産があれば不安は和らぐ。その地域で子供が少なければ将来的に消滅するという不安から逃れられない。たとえ資金が潤沢にあっても子供が増えなければ、その資金は無駄になってしまう。

我が地域には、長水路の50mプールがある中学校が三つあった。隣の市にも一つある。自分の母校にもあったが閉鎖した。それでも二つあるのでスイミングスクール時代には、その学校にお願いして練習させてもらった。

一つのプールの中学校は同級生が教頭先生をしていて、借りることができた。ただ実際行ってみるとコースロープは無く、5Mフラッグもなかった。慌ててビニールテープを買ってきてコースロープ代わりにした。

そしてもう一つもプールは、借りていた当初は古く、落ち葉や砂が堆積していた。虫などが浮いていることもあった。しかし5年ほど前に改修して、床面や壁をきれいに塗り直した。

そしてコースロープには何十万もする公認競技用のコースロープ。学校の後援会が購入したらしいが、立派だ。

学校が統合され廃校になっている。すぐ近くにも廃校になった小学校がある。子供が財産となるなら子供がいる場所がなければダメだと思う。以前は学校であったり空き地であったり公園であった。子供が外で遊ばなくなったというなら子供の居場所をしっかり作ることが先決だと思う。

市内に50mプールが三つある地域は稀有だ。だから大学や高校が合宿に来た。それをうまく活用したい。残念ながら水泳部は無く水泳授業で使っているだけだ。

縄張り意識を捨て施設を広く貸し出し、外部から団体を迎えることで地元の青少年と交流の場が生まれる。廃校も市としては避難場所として保存していくことを考えているようだが、避難が必要なときに使えないということがある。普段から稼働させておくことが大切で地域クラブに開放することが一番の利点だと思う。


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