「有言実行」に向けてモチベーションが高まる！？『宣言効果』
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自分の目標を日々の生活で目に留まるところに書き留めたり他人など周囲に宣言することで、その目標の達成率を上げる『宣言効果』。
なぜ発生するのか、どんな効果があるのか、具体例を踏まえて解説しています。
■『宣言効果』とは？
『宣言効果（declaration effect）』とは、自分の目標を日々の生活で目に留まるところに書き留めたり他人など周囲に宣言することで、その目標の達成率を上げる心理現象のことです。
◆なぜ発生するのか？
人間には「潜在意識」が存在します。
スイスの精神科医・心理学者であるカール・グスタフ・ユング 氏によると、人間の意識（＝顕在意識）は、氷山に例えると海から出ている僅かな部分（5％～10％）にしか過ぎないとしています。
氷山の全体は海面に出ている何倍もの体積を有していますが、沈んでいて見えない多くの部分（90％～95％）が「潜在意識」なのです。
つまり、顕在意識は氷山の一角にすぎず、人間の行動や発言は「潜在意識」によって支配されているというわけです。
この「潜在意識」は、自己啓発セミナーやモチベーションアップの書籍でたびたび取り上げられます。
自分の目標や夢を他者に伝えたり、毎日目にするものに書いて日々視認する『宣言効果』によって、達成したい目標や夢が「潜在意識」に入り込み定着することで、実現可能なこととして自分の中に位置づけられ、その潜在意識が現実と目標のギャップを埋めようとして目標達成を実現へと推し進めてくれるというわけです。
■どんな効果があるのか？
「水は低きに流れ、人は易きに流れる」という言葉があります。
人間は弱い生き物です。水が自然と低い方へ流れるように、心では思っていても無意識のうちに易き（楽な方）へ流されてしまいます。
そんな中でも自分に対して・もしくは他者に対して「達成したい」目標を掲げることで、達成する可能性が上がることになります。
◆自分に対して宣言することで・・・
自身の目標を日々の生活で目に留まるところに書き留めたりすることで、その目標に対してより意識を向けられるようになります。
すると、目標に向けて活動するためのモチベーションが上がりやすくなります。
◆他者に対して宣言することで・・・
他者へ目標を宣言することで、その他者から反応を示してくれれば達成へのモチベーションが上がります。
また、他者へ宣言してしまったのだから「有言実行」しなければならないと、プレッシャーをかけられ追い込まれる効果も期待できます。
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この続きでは、『宣言効果』の具体例などについて解説しています。
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BtoBマーケターより。
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