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#3 今を生きる人間版スナフキン。所有することについて考える。

Less is more. という言葉がある。

少ない方が豊かである。なんて、
ちょっと野暮ったい訳があてられる言葉である。

昨日久々にこの言葉を聞いて、なんとなく「所有する」ということや「所有欲」について考えることになった。

この間友達に言われて試した「ムーミン診断」に、こんなことが書いてあった。

結構当たっているのでは。笑
個人的に、この診断でムーミンが出た方は教えてほしい

確かに「所有する」こと、より正確には「所有している」ということにはそう興味が無い気がする。

ここにある、私が持っている、ということにあまり執着が無いから(執着したくないと思っているから)大概のモノは手放せてしまう。「わたしだけの箱庭」に憧れる気持ちもあるけれど、きっとすぐに飽きてしまうだろう。

モノに限らず、人間だってそうだ。何人たりとも、自分自身をあけ渡すことはできないし、他人を譲り受けるなんてこともまっぴらごめんである。

話がすこし逸れるけど、家族や大事な友達、恋人だって、遠く離れたどこかにいても元気に生きていてくれるならそれでいい、なんて思う。私は私の両親がしたような「普通の結婚」はできそうにないな、、と早くも悟った。
でも、この広い世界だし変わりゆく世の中だから、こういう人もいてもいいよねと、意外とのんきに構えている。

私は、「ひとりだが、独りではない」を大切にしたい。
(やっぱりOnly is not lonely. は大事だ。)

個人的にはそんな風に考えて生きているのだけど、

そもそも、ものすごく長い目で、広い視野でこの世界を見るなら、世の中のありとあらゆるものが誰のものでもないはずである。しかしながら、それを私たちの人生というかなり短い期限付きで借り受ける仕組みを作って消費しているのが、人間、特に近現代人である。

人類は、太古の時代から今に至るまで命を繋ぐために「所有したい」という本能を身に付けた。そのこと自体に良い、悪いはない。

ただ、そのあくまでちっぽけな存在の暴走が、とてつもなくおおきな輪をあっという間に壊してゆくようで、なんだか怖い。

人間はちっぽけで、非力で、可愛らしい。
あつまると、力強い。
生きることはたのしみで、すこし、畏ろしい。



きょうもおいもを読みに来てくれてありがとうございました。
2024年2月19日のおいもは、Less is more.から始まった、でもこの言葉自体とは全然関係のない話でした。
ムーミン診断をして見事ムーミンになられた方、ぜひ教えてください。


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