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成長するのは《子供の特権》と、思ったお話

仕事がやっと落ち着いてきたので早めに家に帰れている。
帰ると元気のいい「おかえり〜」と子供達が降りてきて、息子は新しいヨーヨーの技を覚えた!と実演してみせる。すげー!かっけーじゃん!って僕も喜ぶ。次に娘がパパこれ見てーと最近描いた絵を見せてくれる。どんどん上手くなってる!動きがあっていい感じやね!というと、嬉しそうに笑顔をみせる。

出来ることが増えた嬉しそうな顔を見て、父ちゃんはいいなぁと思った。
自分も子供達に「こんなんできるようになった!」と言いたい。
シンプルにそんな憧れを抱いたのだ。

子供達の成長は大人から見ると当たり前のものなのかもしれない。
その裏には成長するのは《子供の特権》と思ってる大人な自分がいるんだなと気づかされる。いや、大人だって成長するよ!人間だもの。出来ることは死ぬまで増えていく。

「今がいい時」だなんて言いがちだなと思った。
20代の新卒に今が頑張りどきだしねとか言ってる自分もいた。
いや、実際いつだって頑張りどきなんだろう。何歳になっても吸収できる。
吸収できないのは歳を重ねた傲慢さが産むものなのかもしれない。

子供達を褒めてリビングにあがると、息子は再びヨーヨーの練習をする。娘は絵を描き始める。その表情は真剣そのもの。
果たして自分にそんな瞬間はあるのだろうか。この子たちは毎日この時間を過ごしている。

子供だから成長するんじゃない。
もっと上手になりたいというピュアな想いがそれを可能にする。
これを読む大人のみんな。そう思わない?
僕はすごく自分の出した答えに頷いてしまったんです。
同時に自分の歳を重ねた傲慢さに辟易もしたんです。

ちょっとこの個人的にとても大事だなと思ったことを
忘れないうちにメモしておきます。
今度は父ちゃんの成長を子供に自慢しよう。がんばるぞ。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。