見出し画像

人は舞台を演じ分けている

パソコンの「ゴミ箱を空にする」って便利だなと、荷物だらけの新アトリエを眺めて思った。ゴミ箱アイコンを右クリックすると、中のものが全て消え去る。現実にはないことをパソコンの中では普通のこととしてやっている。

単身パック以下の荷物量で旧アトリエから、新アトリエへ引っ越した。
11月1日に動き出して隙間時間で荷造りやら手続きは無茶があった。内覧も1件目で開始3分で「ここでお願いします」「え?」みたいな速度だった。理想を言えば、風通しがよく、光が気持ちいい場所。で、できれば安く。それくらいだ。最悪、これらを満たさなくても契約はしていた。作業ができればよい。こもれればいいのだ。思考空間は実空間とは異なる。

値段を絞り、サムネイルと地図だけぱっぱみて、多分ここならいけるだろうと最上階のベランダ広めの物件、間取り図には窓がいっぱい。周りに高い建物が隣接していなければ全窓は生きている。ありがたいことに世界に風は吹き続けている。窓を二つさえ開ければ風は流れる。日差しも四方中、三方に窓があるうえ、ベランダが広い。間取り図情報だけの見立てで1件だけ内覧。そこで決めた。自然の摂理はそんな大きく変わらない。見立て通りのいい部屋だった。人が死んでないかだけ不安な料金だったが、築年数が古いというだけのもので邪悪な気配は全く感じなかった。

これで終わらないのが引っ越しだ。荷造りは10個以下の段ボールで済んだ。
デカ目なテーブルがあるくらいで、バンドマンみたいな引っ越し屋がエレベーターの無い階の往復でつらなそうな顔をしていたくらいが申し訳なかった。1時間も経たずに荷物を運び出し、新アトリエに運び終えた。手際の良さに拍手をおくりたくなる。

2万円ほどで対応してくれる単身引越しパック。
これを自分でやったら4時間くらいか、もっと人がいないと大変かもしれない。お金を払う代わりに苦労を切り捨てる。確かに引っ越し屋の時給は高い。ありがたいなぁと思うと同時に日本にはチップの文化がないのはこういうときに彼らが損するのかもしれないと思った。

旧アトリエを利用していた2年間。
いろんなアイデアを考えて、お金に変えてきた。元はとったなと思う。
そして、考えるためだけに特化した部屋というのは僕のような仕事において非常に投資価値がある。

ここから先は

287字
このマガジンを購読すると時々心が楽になったり、スーパーどうでもいい日記もあるんですが回り回って松倉のビールに変わったりお会いできたらビールを奢ってお返しします。

🍺ビールに代わる日記🍺

¥500 / 月 初月無料

プランナーとして考え続ける日々や経営しながら苦悩する日々をつらつらと書いていきます。読者の質問には全て答えていこうと思っています。 頻度:…

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。