見出し画像

小物を”美しくスタックしたい”を叶えてくれた「Tray」

blankで初めて商品が売れたんです!ちょっとテスト的にひっそり運転していたECサイトから「売れたよ!」メールが届いて、鳥肌。初めて売れた商品って感慨深いです。

しかも売れたのが一品じゃなくて、このセット一式。

画像1

めちゃくちゃわかってくれてる!!!!

この「Plywood Tray」シリーズは、S-M-L-XLと4種類にわかれていて、このXXLみたいな大きい企画がblankの店舗什器になってるんです。
とてもシンプルな見た目なんですが、松倉めっちゃ好きなところあってスタック箇所のボトムのデザインなんです。

画像2

こうちょっと斜めにカットされていて、ここむっちゃエロい。これが噛み合って綺麗にスタックされるんです。ミニマルな機構でありつつ、全体のデザイン性をグッとあげている。機能とデザインが兼備された構造ってそそる。

このTrayにお気に入りのアイテムを飾ってもいいし、僕の場合は、デスクの上にPlywood Trayシリーズをスタックして、階層ごとに収納するものを変えて使いたいなと考えていました。実はデスク周りのスタックできるアイテムってTHE文房具っぽくて洗練さがかけてるなぁと不満に思っていたんです。

で、結局デスク周りは小物の収納系とか無印のもので埋め尽くされて、全然満足できない。だったら、Plywood Trayシリーズに全て盛り込めるんじゃないかと思ってます。

めちゃくちゃシンプルなくせに無骨で洗練された存在感なので隠したいものは最下層に。文房具とかは真ん中くらいに。好きなオブジェは最上部にとか、遊びがあります。

そして、このPlywood Trayはいろんな組み合わせが可能です。
Sサイズ2個とLサイズ1個で2段構造のLをまるっと隠すTrayになったり。使い方は人それぞれ。このフレキシブルな感じを自分なりに考えてもらえると楽しいアイテムだと思っています。

実はこのPlywood Trayは、京都のふたばさんがインスピレーションとなっています。豆餅を積み上げていく什器がスタック可能となっているのをみたデザインファームのNEW DOMAINEが「これだ!」となってblankの什器にまで発展しています。目の付け所、おもしろいチーム。

画像3

本当、デザイン/ガジェット関連の人しか共感できないポイントですが、釘とかボンドを一切使ってない構造にも注目してほしいです。実店舗のblankにいくと、この接続をどう実現したのか種明かしがされています。今週末で終了なのと、コロナでなかなか足を運べない方のためにバラすと、この子たち全て両面テープで接続されてるんです。

「それって剥がれるじゃん!」

と思う人もいるかと思います。僕も最初そう思いました。で、実物グッと力一杯やっても全然取れない。なんだこれ?と感じるくらい。実はこの両面テープ、ホームセンターとかでも手に入る強力な外壁とかも止める用の業務用的な両面テープなんです。

釘やらボンドやらで接合もできたかと思います。でも見た目がこれだけシンプルなのは業務用両面テープならではの美しさでもあります。
そして、わざわざみんなが作れそうな道具で作っているのは「人にはそもそも直せる権利がある」という想い。

少し前にiPhoneが市民に訴えられたのを知っていますか?
理由は「自分で修理できる権利を返せ」的なことだったんです。
例えば、家のスコップが壊れたら、治したりできるんです。Windowsマシンとかでもパーツ入れ替えでまた元気になったり。でもiPhoneって自分では修理できない。それに端を発した訴訟だったんです。

なので、このTray。壊れてもホームセンターに行けば治せます。
でもホームセンターの材料だけでは、このアイテムは作れません。不思議。
めちゃくちゃ地味なようでいて、デザイナーが語るこの想い、僕はとても大好きで毎回話してしまうのでした。

是非、気になる方はチェックしてみてください。

ごめん、セット商品の作り方、未だわかってない…

次回からセレクトしたアイテムをどんどん紹介していきますー

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。