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3年間計画シート〜理想の未来は「想像しない限り、実現しない」〜

まもなく弊社の4期目が終わるので5期目に向けた振り返りの準備をしていた。いつも個別面談をおこない頑張ったところ褒める会みたいな感じだ。ダメ出しする指摘するというのはないように思う。

苦手かもと気付ければ、そのロールは切り捨てろという価値観だからだ。万能化は無能化に至るリスクがある。足りないところは得意な人が補えば良い。むしろ得意を明確にすることが仲間の武器を育てることになると考えている。

いつもは簡単なアンケートを1ヶ月かけてじっくり自問自答して回答してもらっているが今期は「3年計画シート」というものを書いてもらおうと思っている。僕が新卒の時に研修であったシートで、うっすら記憶に残っていた。

内容は簡単で大雑把な3年間のタイムラインがある。1年が4クォーターに別れて、それが3つある。まず最初に3年後どういう自分になっていたいかを想像する。このセッションの時、ワクワクしていたことを思い出したのだ。よしうちでもやろうという安易な考えだ。

新卒時代、僕は相当に生意気で3年分のタイムラインで全てをうめなかった。アワードとって転職するみたいな生意気なことを書いた記憶がある。上司ごめん。でも、とても良い時間で明確に自分の欲望というものに向き合えた記憶があるのだ。

当時の僕のように今の若い世代が思うかはわからない。でも、未来を想像することって学校でも教えてくれないし、そんな自分になるためにはどうすべきかなんて、もっと教えてくれない。でも、今僕ならアドバイスできるだけの経験も重ねたなと思えたのも一つの理由だ。

社員だけがやるのもあれなんで、今年38歳になる自分もやってみた。
怖いのが1年ごとに年齢を書くゾーンがあること。3年後つまり41歳の時間を見ている。もう目も逸らせないほどおじさんだ。

まず最初に3年後の自分の理想を言葉にする。つまり、それがゴールだ。
それに至るまでに逆算していく。3年後、2年後、今年。わぁ意外と時間ないかもと思う人もいれば、結構余裕があるから欲張ろうという人もいるだろう。こういう時間は日常には少ない。しかし、自分の人生を作っていくという視点においては、とても贅沢な時間だ。

想像できる物事は大抵実現できる。
これは逆に「想像しない限り実現できない」といえる。このセッションを通じて、3年後の自分につながる今日の行動が想像できる。ぜひみなさんもやってほしい。

あの頃の自分は目立つことだけを考えていたのに、いざ自分が書いてみると同じ作り手仲間が健全にものづくりに向き合える環境を作ることが目的となっている。大人になったものだ。お父さん視点である。同時に自分も育ったのだなという実感がもてる。

これから先の3年間で独立を考える人もいるだろうし、結婚とかライフイベントを目指す人もいるだろう。どれだって構わない。会社のためではなく、仲間の人生のためのセッションである。なりたい自分というは自分自身が一番幸せでいれる環境や状況を指す。人はもっとわがままに自分の幸せを追求していった方が良いと僕は思っている。

限られた人生、なぜかの縁で僕の会社にいる仲間達は、自分らしい生き方を真っ直ぐに選べる人間であってほしいと心から思っている。

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松倉早星(Nue inc・Ku-ko inc代表)
いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。