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あたらしいまいにちノート

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まいにちのあんなこと、こんなこと。
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#暮らし

オフラインの週末

ニュースアプリを削除した。 何か思うところがあるわけでもないし、こだわりがあるわけでもない。 不幸なお知らせばかりだな…なんてことを思ったくらいだ。 自分が欲しいニュースってなんだっけ?そう考えるととくにこれといったものはなかった。 ないからと言って困るわけでもなく、過ごしている。 僕の携帯に入ってる全てのアプリは通知しない設定になっているので静かなものだ。 いくつかの納品とトラブルを乗り越え、一息つこうと酒を買った。 世の中的には少し早すぎる時間から酒を飲む。人が少しず

バランスのとれなさ

先週の納品ラッシュで今日代休とっているのを忘れて出社してしまった。引き返そうかと外を見ると小雨。新たな仲間を受け入れるために事務所のレイアウトを考えることにした。 週末溜まっていた返信をサクッと返し、社員たちへお給料の振り込み。今月もありがとうございました。遅めのランチにでかけようとしたが財布忘れてることに気づく。カバンに入った小銭だけで選ぶランチ。焼きそば定食一択だった。 雨は降ったり止んだりを繰り返している。 昨夜、寝室に蚊がいたので寝不足だ。気合いで抹殺したが夏が来

考えないことの大切さ

考えることも大事だけど 考えないことも同じくらい大事。 なんて事を思っている久々の日記です。 採用に面談に来期計画、そんでもってこれらと同じ容量のお仕事で考えてない瞬間はない日々。 事務所から家に帰る道でもあのプロジェクトに経営戦略などなどもりもり考えリビングに倒れ込むとこの顔があった。 この表情のまま、30秒以上動かないのだ。 瞬きすらしない。剥製かよってくらい動かないのでおーいと目の前で手を振るとやっと動いた。 今この子、虚無やったな。 何一つ考え事もしてない無の

小学生の時間軸で働くと、いいことが多かった話

子供たちの朝は早い。 7時には起きて朝ごはんを食べ、忘れ物がないかをランドセルとにらめっこをする。猫がそれを時折邪魔をして、体操服やらリコーダーを各々が詰め込み行ってきますと8時には出ていく。 何日か前に仕事を終え、風呂にも入り、子供たちとお布団でゴロゴロと布団で遊んでいたら、そのまま一緒に眠ってしまった。 ぱっちりと翌朝7時にスッキリ目が覚めて、子供たちの支度を眺めながら、ちょっとパパも同じ時間に出勤しようと8時に家を出た。 朝の事務所はとても静かで2、3時間だれもいな

その言葉は、誰かが望んだ大切なもの

ブルっと体が震えて冬を実感する。遅刻しそうな会議に自転車を飛ばしてホテル内会議室へ。2時間ほどの会議を終え友人家族とランチ。これから2本現場視察と打ち合わせ。新しい仕込みに走り回るクリスマスイヴ。 気がつけば16時。最近は日が暮れるのが早く少しずつ街が夜へと向かっている。雨の中、自転車で駆け抜け事務所で作業する。もう子供たちは冬休み突入だ。そしてクリスマスにウキウキする子供たちは必ず父の仕事を邪魔してくるだろう。急遽、そんな判断で事務所を目指す。 新しいプロジェクトのアイ

三年後会議をやろう

長田さんがめちゃくちゃいいことを言っている。 長田さんという人は、セトレというホテルを経営しているホロニックという会社のボスです。説明すると長くなる不思議なご縁でセトレのブランディングを依頼され、つい最近オープンしたPotelというホテル?ではブランドディレクターとして声をかけてもらっている。 打ち合わせは高い打率で飲み会へと変わり、めちゃくちゃ面白い発想だけが翌朝の記憶に残るという年齢それなりに離れているのに日本酒頼むタイミングとか、つまみの好きゾーンがかなり似ているこ

今日は人生の「最小単位」

朝8時ごろに目を覚ます。目覚まし自体は7時にかけているのだが、この寝コンディンションベストな秋の時期に二度寝をかましている。 9時ごろまでベランダでタバコを吸いながらコーヒーを飲んだり、猫を撫でたりノビをしながら、届いたメールを処理し、タスクを再確認し(昨夜のうちに整理済み)、今日のスケジュールを見ながらどう動くと無駄がないかを想像する。 10時ごろには事務所か出先で打ち合わせが始まる。 打ち合わせの量を減らしているので最近はAMにしっかりアイデアの仕事ができている。やっ

必要なのは「世界から適切な距離」をとる技術

世の中のニュースもタイムラインも鳴り止まない仕事の通知も。仕事と暮らしの垣根がない混ぜになった今「世界から適切な距離をとる技術」というのが、とてつもなく大切なものとなった。 たいしたTIPSがあるわけではない。しかし、必要に迫られた技術だなと思う。スマホやタブレットからSNSアプリを消し、必要最低限のツールのみ通知を許可する。それで一定の距離は確保できたが何より人の心の訓練にはこの短期間では足りなかったように思う。 1日に無数の打ち合わせを超え、いくつかの未解決な課題を抱

都会は生きやすいが故に「生きる/暮らし」の思考が鈍化する

暮らしを見つめると生きる背中が見えて来る。 その背中をいくつも眺めると、その町が見えて来る。 その町の向こうにうっすらと未来が見えて来る。 RADと共に丹後にリサーチ入りしている。 うっすらと感じていた丹後の可能性をもう少し解像度高く、広域に調査している。リサーチのためのリサーチまでしたくらいだ。 RADは聴き込みをし、僕らは周辺の風景をぶらぶらと散策する。 RADが人から丹後見ようとする背中で山々の暮らしのある風景を眺める。 水が流れて、海が蠢き、霧が立ち込め、森が佇ん