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あたらしいまいにちノート

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まいにちのあんなこと、こんなこと。
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2020年6月の記事一覧

場への愛

ギュッと絞ると茶色い水がこぼれ落ちる。 期末に1人事務所の大掃除。気温は高くホコリが舞うのでクーラーはつけない。新品の雑巾があっという間に汚れていく。 打ち合わせをし、雑巾で乾拭き。また打ち合わせに出て次はワックス。事務処理を終えて二度塗りワックス。どんどんと綺麗になる床。新品みたいだ。床が綺麗になるにつれて僕は汗だくで汚れていく。さっきの雑巾みたいだな。 うちの社員もがんばったし、言葉を持たないこの秘密基地のような事務所も同じくらい頑張った。活かしきれないままの空間に少

ON/OFFの切り替えスイッチをどう作る

ドタバタと社員3名の面談を終える。3名に共通してON/OFFの切り替えに苦戦していた。経営側にいるとどうしてもその辺りはバグってくる。残業代もない。頑張った分だけキックバックがあるわかりやすい世界だ。でも自分と同じように社員を扱ってはいけない。各々の暮らしがあり、固有のストレスもある。 どうにか仕事の電源をキルスイッチができないかを最近ずっと考えている。機械の電源を切るように意識が切り替わればどんだけ楽になるだろうか。うちは残業をしない会社なので遅くても19時には仕事を終え

余力の可視化で組織の負荷分散

プロジェクト数や案件規模の拡大でTodoistからAsanaにスイッチした。 プロジェクトベースではTodoistは一部残っているが主にクライアントのタスク管理用としており、Nue内部は全てAsana管理に完全移管した。 なぜAsanaかというと、これまで松倉担当案件に社員がサポートでつく体制から完全に社員ごとの案件が増えてきたことが主な理由だ。 数・規模ともに拡張されており僕含め、社員全員の「作業負荷」を把握することがTodoistでは難しくAsanaのビジネスアカウント

この店で一番いい防具をください

朝一でZOOMにつなぎ税理士さんチームと保険屋さんとで法人保険の話を一時間ほど決め込む。ごめん!わかんない!って言えるようになったのは、いつからだろう。自分で会社をやり始めると手続きやら税金やらいろいろ今まで見なくてよかった物事が仕事の半分を占め始める。そこをじっくり腰を据えて読み込むようになったのは大人になったなと思う。 今の会社をやるまでは僕はとてもわがままだったのだと思う。こういう面倒なことは任せて作ることだけをしてきた。でも、そういうことも会社を作ることと変わらない

宙ぶらりんな時間を木陰で考える

事務所の空気はひんやりとしている。説明が難しいのだが屋根が二段構造になっており、この時期の厳しい日差しはほぼ届かない。その代わり、ちょうど良い暖かい風が吹き抜ける。クーラーはまだ一度もつけていない。 そういえば、梅雨きたっけ? 春をすっ飛ばして急に夏がきたもので梅雨がまだかすぎたかも曖昧になっている。まだやわぁ、今やっと沖縄。そういって冷えたアイスラテが喉を潤す。ぬらっと生暖かい風が吹いて少しだけ梅雨の顔が感じられる。 ひとまず屋外に出ればサングラスが必要なほどの強い光