ふつうでいたいけど特別でもありたい
"ふつうでいたいけど、特別な存在にもなりたい"
これは、私が多くの友達との時間を過ごしたあとによく感じる感情だ。
”何も特徴ないよね”とも、”あの子変わってる”とも思われたくない。
自分がどれくらいふつうなのか、考えてしまう時間が嫌いだ。
だけど、ふつうの概念ってなんだろう。
社会の常識から外れないこと?
友達間で存在するルールの橋から落っこちないこと?
だけど、いたって平凡で本当に何も特徴がない人なんているだろうか。
生まれも育ちも趣味も仕事も、該当するか・所属しているか・それへの愛情や情熱も合わせれば、この世にまったく同じうり二つの人間はいないのではないか。
多くの人がいる場所では、その人の数だけ価値観がそろっている。
ひとりが踏み込んだ発言をして、それに反論するのも自分の考えを抑え込むのも自分の価値観だし、そろわないのが当たり前なんだとしたら、その状況すら楽しめるのが1番いい形なのかもしれないな。
だけど、羨ましい・すごい・天才と言われたいという気持ちだってある。
集団のなかで認められることや1番になることって、やっぱり特別だから。
でも、他人によく思われたいのを目的にするなら、1番になることってあまり意味がないのかもしれない。
もちろん、そこに向かう情熱や1番になれること自体は素晴らしいことだし特別だけど、他人の気持ちをコントロールするのって無理に近いものだから。
どれだけ頑張っても振り向かれない。認めてもらえない。好きになってはもらえない。それってもう失恋のようなもので、辛いに決まってる。泣くに値する。
型にはまった”ふつう”を、無理に続けることはない。
だって、あなたは全然”ふつう”なんてものじゃなくて、そのままで素敵だから。
特別になりたいと願うなら、それは本当は何のためにやることなのか問いかけてみて。
誰かに言われてそのままやろうとしていないか。
自分がわからないまま進めてしまっていないか。
もう既に素敵で唯一のあなたに、新たにチャームポイントがつく。
そんな試みなら、積極的にやってみよう。
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