TOPICS 文章を書く

お題企画「#noteの書き方」というのを見つけました。

僕は普段からよく文章を書きます。論文だけでなく、仕事のレポートや議事録などです。また文章の指導も行いますので、せっかくなのでこのテーマで書いてみようと思います。

・目的を明確にすること
ブログやSNSが流行り始めた頃のことです。とあるお手伝いしていたエステサロンで、経営者の発案でブログを始めることになりました。僕は裏方のお手伝いをしていましたので、お客様は当然僕の事を知りません。4人が交代でブログを書きましたが、実は僕の文章が一番アクセス数が多かった、ということがありました。
オーナーはじめ他の方は「何をした」とか「何を食べた」といった内容でしたが、僕はそのエステサロンで扱う商品のことや、そこで知ったことなどを書いていました。
アイドルでもない限り、目的もなく文章を書いても興味を持ってもらえません。文章の種類にもよるかもしれませんが、まずは伝えたいという気持ちと目的が大切なように思います。

・内容を理解していること
僕の講義では、試験は論述式で行っています。多い時は500枚以上の答案を読みます。この時実は成績の良い答案ほど読む必要がありません。なぜなら答案を読み始めると、すぐに理解できているかどうかがわかるからです。同じようにただ「写した」だけの文章もわかります。理解できていないので、文章のつながりがおかしくなります。また、自分で理解している人は、何を理解しなければいけないかが解っているので、説明が丁寧になりますが、理解していない人は、理解していない点、言い換えればより丁寧に説明する必要がある点について、ただ写しただけの文章になります。
ですからまず書きたいことがあれば、その事柄についてしっかり理解する必要があります。

・手で書く
これは僕が大学院生だった頃の話ですが、ある先生から「書くとは筆することであって打つことではない」と叱られました。手で書くのはそれなりに疲れますし、集中力が必要です。人に読んでもらおうとすると、丁寧に書かなければなりません。自然と文章の内容も丁寧になります。
また文字を「打つ」と、打ちやすい言葉を選んでしまいがちです。そうすると同じ言い回しや表現が繰り返されたり、単調な内容になってしまいます。僕は論文を書くようになって20年以上経ちますが、特に大切な文章や論文は、まず手で書くようにしています。

まずはこのようなことからはじめてみてはいかがでしょうか。

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