マガジンのカバー画像

fromTECH.C.札幌

99
TECH.C.札幌 ライトノベル&シナリオライターコースのマガジンです。学生作品やコンテスト情報、地元札幌のイベント情報などを発信していきます!【毎週月曜日更新】
運営しているクリエイター

2022年5月の記事一覧

二輪のアネモネ

別れとは時に無常である…これは俺と彼女の別れの物語…  「えっ…そんな…」 俺、如月桔梗は…

珀煉
2年前
4

おはよう

 朝。七割夏の気温、三割の雲。今日は休み。開けっ放しの窓から差し込む日差しと流れる風で起…

雨宮悠
2年前
2

箱庭

「○○くん!もう一限の講義始まっちゃうよ!」 幼馴染のいつもと変わらぬ声を今日も電話越し…

ryoma531
2年前
2

彼岸の蝶

 緑の葉が徐々に紅や黄色に彩られていく十月のある日、岩倉真尋は散歩の帰りに人気の少ない小…

藤星
2年前
2

サンタさんからの贈り物。

眩しい程の光に包まれたこの街では、クリスマスというイベントを開催するらしい。どこを見ても…

時雨
2年前
2

死者の女神

 遠方から大地を揺らす砲声をお供に、乗り心地が最悪なトラックの荷台で揺られること数日。俺…

2

ストーカーに襲われたら、彼女が助けてくれた

「うぅん、此処は一体……」  気が付くと僕__白鳥 礼太の眼前には、見た事の無い部屋の天井があった。 「え……、こ、これは一体……」 僕はその天井を見た途端、絶句した。 何故なら、天井にはいつ盗撮されたかもわからない僕の写真が所狭しと貼られていたのだから。 しかも、写真には赤い文字で「大好き」「愛してる」と書かれ、僕の隣に写っている少女の顔は黒々と塗り潰されている。 辺りを見回すと、同じ様な写真が天井と同様壁一面にびっしりと貼られていた。 何だろう。 これらの写真を見ていると

タイムリミット

 時間。時間。時間。  時は存在しないとぬかしていた科学者がいたような気がするが、現代に…

2

布団の中の天国

 遠くから頭を叩くような電子音がだんだんと強くなってきた。  カーテンの縫い目の間を抜け…