見出し画像

【突発性低髄液圧症候群】[7]リハビリ vol.7 〜 背骨の不思議 〜 詳細編

こんにちは、こるりです。
こちらの記事はリハビリvol.7の詳細Verです。

どんどんもりもりと細かいリハビリの記述になっており😅
この方向性でいいのかと思いつつも、「実際にやったことを記録する。いいこともそうでないことも正直に」を指針に書いてます。
お付き合いいただけるようでしたら、とても嬉しいです。

ご参考までに、リハビリのゴールと目標はこちらです。また、本記事に対応するリハビリ成果のサマリはこちらです。

記事自体の位置付けは治療の流れで触れました 「 [7] リハビリ」になります。
自己紹介はこちらをご覧ください。


リハビリ7週目の成果

状態の変化 2023/7/17-7/23 → ◎

スタート
詳細は、前回のエンドを参照ください。以下、サマリです。
・座位・立位は連日の暑さのため無理せず、連続では5時間ほど。「午後の壁」等限界を意識することなく過ごせている。
・整体でリハビリの目標を再設定。「ゆっくり急がず全体を底上げする」とし、歩くための筋感覚を意識し運動を入れる。
・歩きは60分ほど歩けるようになった。発病後初めて一人で電車に乗って出かけることができた。
・起床時の頭痛・頚部痛は和らぎつつある。横になった時の髄液のグワングワンするのは変わらず。

エンド
・座位立位は上記のスタート時から変化なし。キープ。
・整体の背中の施術後、しんどい日が3日ほど続くも解消。背中が伸びる感覚を少し感じ始める。
・歩くスピードが上がってきた。9000歩以上歩けた日あり。少し左のアキレス腱に違和感を感じる。
・寝たまま片足ずつパタパタする運動が、右の恥骨と内転筋の接合部の筋トレをしているような感覚になってきた。50回前後から効いてる感覚になり、しんどいけど動いていると感じるようになった。(両足100回ずつ実施)
・往復電車で一人で外出ができた。
・旦那が熱中症になり、不在。週の後半から一人+猫1匹暮らしになる。猫の世話と家事を一人でこなす。


Y(やったこと) ※前回までとの差分

座位立位:
座る時に、腰椎をグッと前に入れるよう意識。
 →整体で教えてもらった方法
  自分は骨盤より上体が、右側にズレて乗っかっている状態と気づいたため、どうすればいいか聞いた結果

歩き:
暑さと背中の施術の影響からしんどい日が多かったため、無理せずにキープした。
4000歩〜9000歩/日を達成

整体:
背中の施術
 施術→金魚運動15分→施術、テーピング
先週までの運動は継続

家事:
(差分なし)

活動:
電車に乗って一人でお出かけ(6駅ほど。電車を使ったのは帰り)
日中往復30分ほどの図書館に行く(本4,5冊ほどリュックに入れて)


モッコウバラ
図書館への道すがら、まだ咲いているモッコウバラを見つけて。まだ見れてうれしかったです。

わかったこと(W)

背中にいかに課題があるか
1週間ぶりの整体は、比較的調子が良い状態で臨みました。気になる点を伝えると、「背中の施術をしましょう」となりました。

ちなみに、気になる点は以下です。
 ・右肩に響く痛みがちょくちょくある
 ・右の真軸が疼く
 ・まっすぐ前を向いていても、顔が左を向いている気がする
 ・左のこめかみが圧迫されている感じがある
問診では座ったまま左横に首を倒すと、左の第一頚椎が痛くて体が逃げていきました。
この状態を見て先生は、「首が危ういので、背骨の捩れを戻していくために背骨を施術します」とのことでした。

背骨は通常はガッチリ固定されていて動くものではないそうです。
構造としては、腹側の椎体の方が高くて、背中側の突起の部分が低い構造です。椎体(高い)の方から背中側の低い方に滑らせていると背骨が動くようになる、とのこと。「本当にそれだけで動くようになるのー?はっ。今までの施術はそれが目的だったのか」と初めて理由がわかり興味深かったです。

施術は2つ。先生曰く、防御の構えで動かすためのものと、通常の動作に耐えうるように戻すためのもの。その間に金魚運動でさらに背骨を動かすことをしました。

説明は施術を受けながらなので、実際はどんな施術なのか次は何かはわかっていません。長いお付き合いなので、信頼してお任せしています。そうですね、低髄液圧症になってからより一層詳しい説明をしてくださるようになりました。

一つめの防御の構えでの施術は、傾斜した台にうつ伏せになった状態で道具を背骨に当てて滑らせていくのですが、もうこれだけで頭がクラクラしてました。髄液の流れが変わったようです。

この後、さらに背骨を動かすために金魚運動を15分かけました。ここでもくらくらしたまま。

その後、最後の施術です。うつ伏せで乗ると、ヨガのコブラのポーズのように背中を反らせる形状のマットを使って、また背骨を道具でコロコロします。

発病前だったらこのマットにうつ伏せになるだけで腰が痛くなったのですが、今回は痛くない!驚きです。腰に弾力が出てきて骨盤はいい状態であるそうです。

しかし、背中が硬くて、伸びない!板みたいに何かが張り付いている感覚。ようやく、自分の背中がどんなに硬いか、そして、通常は背中って伸びるものなんだと初めてわかりました。
そういえば、以前踊りの先生に「背中がボコッと出ている。へこんだらいいのにね。」と言われていたこともありました。そんなに通常の状態と違いがあるとは思っていなかったのですが、ようやくおかしな状態なんだと自覚しました…

施術後の首の動作の確認では、右側がピキッと響くのと左の第一頚椎の痛みが残りました。整体の先生は「背骨が、右に湾曲してますね。カバーするためのテープを貼ります。」とのこと。
「背骨が曲がっていることは知ってましたか?」
「健康診断の胸部レントゲンで脊柱側弯症で右と書かれてました」
「何か言われましたか?」
「いえ、特に。曲がっていることだけ教えてくれました。」
「そうですよね。」
と言うやりとりがありました。
うーん、脊柱側弯症も低髄液圧症に関係しているのかもしれないな、と心の中で呟きました。今回のリハビリでこれも少し改善すればいいな、とも。

その後はまだ首を動かすと左の第一頚椎が痛い!しかし、肋骨の上を押さえてもらうと嘘のように痛くないのです。
「首を動かすと、肋骨の上部も一緒に動いてきているのがわかりますか?」と聞かれる。全然わかっていなかった…。知らないことだらけ。自分の体なのに。真剣に体に向き合って、根本的に改善していく時期なんだな。逃げてないで素直に向き合おうと改めて思いました。

そして、終わった後は、呼吸が楽になった感じがしました。肩が落ちてきてリラックスしたような。そして、頭はぼーっとしてました。

この後、3日ほどしんどい状態が続きました。起床時が特にきつく、頭痛と頚部痛が強めに感じてました。そして第一頚椎へ負荷がかかると左の歯茎が腫れるのですが、今回も腫れました。歯茎の腫れが引くのに通常1週間かかるのが3-4日ほどで治ったので、きっと好転反応だったのかなと思います。

お出かけは楽しい
連日30度を超える日だけども、少し涼しめな日を選んで外出してみました。行きは旦那に送ってもらいましたが、帰りは一人で電車で。
6駅ほど離れてはいても大きな駅でないので、ドキドキせずに無事にミッションを終えることができました。(大げさ)

行き先は2年前に一度訪れたことのある美術館です。平日だったのでゆっくりのんびりできました。
その企画展で初めて知った画家の方はヨーロッパに暮らしている期間が長く、絵本の原画の絵にも異国の空気感が立ち込めていて、見ているだけでその空気に包まれるようでした。

穏やかな、ゆったりしてワクワクした、いい時間を過ごせました。

こういう時間を増やしていこう、そのためにはリハビリ頑張ろうと思いました。


色がなんともかわいい駅のベンチ

次にやること(T)

朝散歩と運動(3グループ)続ける  ※継続
朝寝たまま運動
基本の片足立ちと回る運動
ヨガ風ポーズ+今回追加分  2セットは厳しいので1セットでOK
座る時は半跏趺坐
「左足が主役」意識も継続
朝散歩を継続。距離を伸ばす

人とふれ合う活動を増やす
もう少し遠くまで電車に乗ってお出かけする
親戚のようなお店のお手伝いをする
朝散歩で出会う方に挨拶をする

おわりに

リハビリも7週目になりました!
今週は背中のねじれをとる施術が辛かったのですが、その分また前進したんだろうなと思います。

整体の先生も主治医の先生も「どんどん日常に復帰してください」と言うスタンス。しかし、旦那は慎重派。どうやら、旦那は発病時の様子を見ていた時に、「年内に一人で家事ができたりある程度自由に動けるようになれればいいな」と思っていたそうです。この思いがあるので、どちらかというと過保護になってます 笑。

そんな旦那は熱中症になってしまったようでしばらく帰ってこないので、その間に少し冒険をしてみようかなと考えています。

新しく体を動かす活動をした時は、その後3日くらいは休んでも大丈夫なようにスケジュールを組むのが良さそうと自分の体に教えてもらいました。
当面はこの方針で活動を増やしていければいいなと思っています。

新しい活動ってワクワク、ドキドキしますよね。
みなさまのこの夏のワクワク、ドキドキすることはなんですか?
暑さに負けないパワフルな1日をお過ごしください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?