横浜散策I
かなり久しぶりの更新となってしまった。
今回は4月半ばの横浜散策である。
この日は横浜スタジアムからバスに乗り、山手方面へ。
そろそろ降りようかと思っていた矢先、いつだったか、どこか(多分Twitter)でみたトンネルが見えた。
たしか、横浜市電が通っていたとか、なんとか。
あとになって調べると、最初に見たのは第二山手隧道で、こちらの方が古いそう。1911年開通らしく、もとは本牧隧道という名称だったそうだ。
一方の山手隧道は、関東大震災後の昭和2年開通で少し後のものらしい。もとは市電専用だったものを、高度経済成長期のモータリゼーションの進展による市電廃止後に自動車や歩行者が利用できるようにしたとのことだ。
この場所にバスに揺られてやって来るまですっかり忘れていたものの、記憶とは不思議なものだ。直感で、「なんか見たことあるぞ?」と点と点が結ばれる感覚がやってくるのだから。
とか言いつつ、撮ったのは山手隧道手前にある桜道橋である。
見るからに古めかしい見た目のアーチ橋であるが、トンネル開通翌年の昭和3年竣工とのことだ。橋には、歴史などが記されたプレートが取り付けられていた。
たしか、その”どこかで見た”もののなかでは、橋上に向かう道も紹介されていた記憶がある。
ただ、比較的最近に改修をしたのだろう、新しめのモルタルやコンクリートのブロックが使われていた。
ちなみに、右に見えるトンネルが、第二山手隧道(旧本牧隧道)である。
しばらく歩いて、山手公園が見えてくる。
長い階段もみえる。
下末吉台地のひとつに作られているだけあって、坂や階段だらけである。
そして上がった先には、テニスコート。ここは、日本のテニス発祥の地だそうだ。
晩春の、ほとんど散ってしまった桜も歴史ある公園に色を添えていた。
さらに奥に進むと、趣ある四阿が建っていた。
こちらも面白いものがあるようで、日本初の吹奏楽団の、薩摩藩軍楽隊が演奏会を開いた場所だそうだ。
(妙香寺という近隣の寺で、英国の軍楽隊員から指導を受けたとのこと。)
この後は、港の見える丘公園へ。
また次回。