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【英語】You are in good hands. / You are all set.

今日は、ビジネスの場でも、日常会話の場でも、相手を安心させてあげる表現をふたつ。”You are in good hands.” と、 ”You are all set.”について。

You are in good hands.

あなたはGood handsの中にある =「良い手に委ねられている。」というのが直訳。誰かしっかりした人が助けてくれるので、その人を信頼して任せていれば大丈夫だから、心配しないで、安心してほしい、という意味だ。

ビジネスでは、困難なプロジェクトなどがあって、別のチームがサポートに来てくれたり、外部のプロフェッショナルの手に委ねたときなど、このフレーズがしっくりくる。

We have retained external consultants for this project.  So, you are in good hands!
(このプロジェクトについては外部コンサルタントを雇いました。ですのでご安心ください。)

日常会話では、病院で診察を受け、ドクターやナースなどの医療関係者が、不安がる患者さんに声をかける場面などでも使われる。

ちなみに、これを書いていて、最近流行りの『鬼滅の刃』で、冨岡義勇が、絶体絶命のピンチに陥った炭治郎にかけた名セリフを思い出した。

「俺が来るまでよく堪えた」「後は任せろ」

何という、シビれる決め台詞だろう。”You are in good hands” という表現は、この、「後は任せろ」にも、ニュアンスが似ているように思う。とにかく、誰かに頼れるということが分かって、とても嬉しくなる。

You are all set.

ちょっとシチュエーションは違うが、似ている表現として、もうひとつご紹介。

「be動詞+set」で、「セットされた、手配が終わった」。それにallをつけたもの。全てのセッティング、必要な手配が完了した、という意味。

通常は、必要な手続きなどを終えたとき。あなたのすべきことは終わったから、もう行ってもいいよ、とか、後は、このまま、手続きが終わるのを待っていればいいよ、という意味。

例えば、会社で、何かの申請手続きをするときに、このように言われることがよくある。対面でも言われるし、オンライン申請の場合、オンライン画面に表示されることもある。

Your application has been successfully received.  You are all set!
(あなたの申請は問題なく受領されました。以上で申請は完了です!)

銀行窓口で銀行口座を開いたときや、クレジットカードの申し込みをしたときなど、ちょっとした手続きが終わったときも、担当者からそう声をかけられる。

厄介な手続きをクリアした後に、こう言われると、努力が報われるようで、とても良い気分になる。

おわりに

"You are in good hands." は、困っていたときに、助っ人が来た、という状況で言われると、とても嬉しいし、安心する。

"You are all set." は、面倒な手続きを済ませた後に言われると、努力が報われたようで、スーッと気分が楽になる。

だから、私も、部下や同僚などが、同じような状況になったときには、お疲れ様、今までよくやった、後は任せて、楽にしてていいんだよ、という気持ちを込めて、積極的にこれらの表現を使うようにしている。

そうすると、例外なく、相手の表情が、不安な様子から一転して、安心したような、こぼれるような笑顔に変わる瞬間を見ることができる。だから、こちらもまた、嬉しくなるのだ。笑顔の好循環だ。

こういう気の利いたセリフを、こういう短い表現でサクッと気軽に言うことができるのは、英語という言語の素敵なところかもしれない。

ご参考になれば幸いです!

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