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【英語】feel free to... / don't hesitate to...

今日ご紹介するのは、メールや会話などで使い勝手が良く、相手に好印象を与える、"feel free to..." と、"don't hesitate to..."という、2つのフレーズ。いずれも、"to" の直後に動詞を持ってきて使う。

これらの2つのフレーズは、いずれも、「気軽に~する」「遠慮なく~する」という意味で使われる。

"feel free to..." のほうは、"free"(フリー)という用語からも分かるように、直訳すると「自由に~できると感じる」という意味だ。

"don't hesitate to..." に使われている "hesitate"(ヘジテイト)という用語は、「ためらう」「躊躇する」という意味の動詞だ。それを "don't" で否定することによって、直訳すると、「~することをためらわない」という意味になる。

それらが転じて、「気軽に~する」「遠慮なく~する」という意味になるのだ。

これらを、そのまま、"Feel free to..." または "Don't hesitate to..." と、いわゆる(勧誘の)命令形で用いると、相手に対して、「気軽に~してね」「遠慮なく~してね」という、何かを相手に許可したり、誘ったりする意思を示すことができる。

また、"Please"と共に用いるとより丁寧になる。"Please feel free to... " または "Please don't hesitate to..." とすれば、「お気軽に~してください」「ご遠慮なく~してください」という意味になる。

ビジネスでは、特に、メールや会話の際、相手に対して、「お気軽にご連絡ください」「お気軽にご質問ください」などという文脈で使われることが多い。この2つのフレーズが使われる頻度は、それぞれとても多い。

いつもどおり、オンライン辞書「英辞郎」の解説を見てみよう。まずは、"feel free to" から。

feel free to
自由に~する
・Feel free to tell us. : 何なりとお申し付けください。
・Feel free to ask me any questions. : 質問があれば遠慮なく尋ねてください。
・Please feel free to look around. : ご自由にご覧ください。
・Please feel free to use any part of this as you see fit. : その中から適当と思われるどの部分でも、ご自由にお使いください。

次は、同じく英辞郎にて、"hesitate" の解説。

hesitate
自動
1. 〔確信が持てないため〕行動に移さない、行動をためらう
・He who hesitates is lost. : ためらう[二の足を踏む]者は敗れる[敗北する・滅び去る・機会を逃す]。◆「チャンスがあったら行動するべきだ。いつまでも迷っていては損をする」という意味のことわざ。◆【直訳】ためらう者は失われる(=滅びる)。
・Never hesitate to do what you think is right. : 善かれと思われることを行うのをためらうべからず。/善は急げ。
・Don't hesitate to ask any questions. : どんな質問でもためらわず聞いてください。
2. 〔何かをすることに〕抵抗を感じる、気が進まない
・Don't hesitate to contact us if you require any further information. : さらに情報が必要な場合は、遠慮なくご連絡ください。
・Please do not hesitate to contact me. : どうぞ遠慮なくご連絡ください。
3. 口ごもる、言葉に詰まる

これらの英辞郎の解説で、十分ニュアンスはお分かりいただけると思うが、ビジネスで使われるのは次のような場合だ。

If you have any questions, please feel free to ask me.
Please do not hesitate to ask any questions.
(ご質問があればご遠慮なくお尋ねください。)

If you need my support, please feel free to contact me.
(もし私のサポートが必要であれば、お気軽にご連絡ください。)

Please do not hesitate to interrupt me when you have any questions.
((※プレゼンの冒頭などで)もしご質問があれば、ご遠慮なくさえぎってください)

この2つのフレーズは、これらを見ない日はないほど、毎日、メールや会話で頻出している。相手に、遠慮なく何でも言ってほしい、という配慮の現れであり、コミュニケーションを円滑にするのに役立つ、使い勝手の良いフレーズだ。

ご参考になれば幸いです!

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