見出し画像

【温泉】湯の峰温泉「旅館あづまや」(和歌山県田辺市)

今日ご紹介する温泉は、和歌山県は湯の峰温泉「旅館あづまや」さん。

先週記事にした「民宿あづまや荘」さんと同じ会社が経営する旅館だ。このふたつのお宿は徒歩圏内にある。

私は「民宿あづまや荘」さんに宿泊しつつ、宿泊費の夕方と翌朝朝の2回、こちらの「旅館あづまや」さんにて、立ち寄り湯を楽しませていただいた。なお、2023年7月現在、一般の日帰り温泉は休止中だった。


外観

写真左手が「旅館あづまや」さん。すぐ右側には、以前記事にした世界遺産の「つぼ湯」や、公衆浴場「くすり湯」のエリアがある。

立派な門構えだ。

館内

館内は、とてもレトロ。建物は古いが、よく手入れされている。

お風呂

こちらのお風呂には、内湯が2つ、露天風呂が2つある。内湯も露天風呂も、毎日24時に男女が入れ替えられる。

お風呂へのアプローチ

こちらの「たまき湯」ののれんの先が、お風呂のエリア。

写真左手には、レトロな洗面台。突き当りに、お風呂への入り口がある。

1度目(夕方)

まず、夕方に伺った際には、次の写真のように男女別ののれんが掛かっていた。このときは、正面のお風呂(内湯+露天風呂)が男湯、左側のお風呂(内湯)と右側のお風呂(露天風呂)が女湯となっていた。

内湯その1

まずは、左側の内湯へ。脱衣所もレトロな雰囲気だ。写真の奥左手に蒸し風呂があるのだが、こちらはこの日は休止中だった。

浴場に入った、その瞬間。

わあ・・・!

その、広い、神秘的な空間を目にして、息をのんだ。

槙でできた湯船。総木造りの湯屋。天井が高く、太い梁が歴史を感じさせる。どことなく、木の良い香りが漂っている。

大きさの異なる2つの湯船がある。大きいほうは加水しているが、小さいほうは、「さまし湯」だ。

「さまし湯」とは、高温度の源泉を、加水せずに適温にまで冷ましたものだ。先日記事にした公衆浴場の「くすり湯」と同じコンセプトのようだ。

さまし湯の湯船

この浴場で、一番素敵だと思ったのは、床だ。板張りなのだが、所々に敷き詰められた黒い石がアクセントになっていて、とてもお洒落だと思った。

露天風呂その1

露天風呂にも入ってみよう。石と植物で整えられた、とてもきれいなお風呂だ。

2度目(翌朝)

早朝、もう一度、お湯をいただきに伺った。このときは、のれんが昨日とは逆パターンになっていた。

内湯その2

こちらの脱衣所もレトロ。大きな木の切り株を椅子にしている。

浴場に入ってみる。やはり、美しい・・・!

こちらの内湯にも、加水した大きな湯船と、小さな「さまし湯」の湯船があった。さらに、こちらでは、蒸し風呂も使うことができた(下の写真のドアが入り口)。

こちらの蒸し風呂は、高温の温泉蒸気によるミストサウナだ。敷地内の自家源泉を直接吸い込むことで、のどの痛みなどにも効果があるという。そして、このような温泉の自然の湧出を利用した蒸し風呂は、日本には数軒しかないということだ。

実際に入ってみると、もうもうとした湯気でおおわれていた。ここで、しっかりと、天然温泉の蒸気を吸わせていただいた。

露天風呂その2

こちらの露天風呂は、露天風呂その1よりも広く、開放的だった。

泉質等

泉質は、含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉。Ph値は7.6。源泉温度は92.5度。

**********

いやはや、素晴らしいお風呂たちだった。特に内湯はすごかった。まるで異次元の世界に迷い込んだような、神秘的な空間。硫黄の香りと木の香りの混ざった、官能的なアロマ。極上のお湯に身をゆだね、源泉からの蒸気を胸いっぱいに吸い、五感で新鮮な源泉を味わえる特別な湯浴み体験となった。

いいお湯でした。お世話になりました!

こちらのお宿の公式サイトはこちら。

私の温泉系記事へは、以下のリンク集からどうぞ!

この記事が参加している募集

至福の温泉

サポートをいただきましたら、他のnoterさんへのサポートの原資にしたいと思います。