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【英語】FYI / JFYI

今日のテーマは、ビジネスメールや会話で頻出する略語、「FYI」と、それとよく似た「JFYI」。英語に接する機会の多い方は、おそらく、何度も見聞きし、使ったことがあるだろう。

まずは、「FYI」について。これは、

FYI (F.Y.I.)= For your information(ご参考までに)

という意味である。"For your information"というフレーズは、文字数が18文字と多いので、書いたりタイプしたりするのが面倒だが、FYIであれば、たった3文字で済む。

話し言葉で言うときは、「エフ・ワイ・アイ」と発音する。

たとえば、メールの件名に、"FYI"という3文字が入ったメッセージが届くことはないだろうか。

そのような場合は、次のような意味、ニュアンスを含む。

FYI = For your information
→ あなたの情報のためにお送りします。
→ あくまで情報としてお知らせするものに過ぎません。
→ 特にお返事を求めるものではありません。

ここでのポイントは、FYIと書いてあれば、あくまで参考までのお知らせであって、返事を要求しているわけではない、ということだ。

日々、大量のメールに追われているビジネスパーソンならば、メールの返信は最小限にしたいところ。私は、「FYI(エフ・ワイ・アイ)メール」については、ちらっと眺めて、特に関心がなければ瞬殺する。

例えば、

"FYI: Seminar information"
(情報共有:セミナー情報について)
Dear Sazawe, FYI, I have received the following seminar info.  If you are interested, you can participate by the following link.
(サザヱさんへ、情報ですが、以下のセミナー情報を受け取りました。もしご興味あれば、次のリンクから参加できます。)

というような「FYIメール」は、頻繁に同僚から送られてくるし、逆に、こちらから送ることもある。

「FYI」がメールの件名についていることによって、「もし興味があればどうぞ。興味がなければ無視してね」という感じの、ゆるいニュアンスが伝わってくる。

実際、こういうメールを受け取ったら、興味があれば参加するが、興味がなければ無視する。いずれにしても、こういう情報を送ってくれた人には、軽くお礼を言うこともあるが、特に返事をしなくても失礼には当たらないことがほとんどだ。

さらに、これの派生バージョンが、こちら。

JFYI = Just FYI = Just for your information.(あくまでご参考まで)

こちらは、上で紹介した"FYI"の先頭に、"Just"(「単に」「ただ~だけ」という意味の副詞)を表す"J"がついて、4文字になったもの。発音するときは、「ジェー・エフ・ワイ・アイ」と、そのまま読む。

この「Just」=「J」を付けることによって、「単なる参考情報ですよ」「お返事を求めている訳ではありませんよ」というニュアンスを、より強く明確に伝えることになり、相手に対し、手間を取らせたくないという配慮が感じられる。

ご参考になれば幸いです!

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